諸事情で田舎への帰省を検討したところ、
5 月後半頃は阿蘇の深山霧島が
美しいことや緑もだいぶ深まって
くることから、ちょうど一週間程
時間が取れる時期があった為、
阿蘇での撮影を狙って帰省することに。
今日深山霧島を見に行く所は、
有名な阿蘇の仙酔峡。
阿蘇山の観光名所として有名な所で、
規制が無ければ噴火口も見ることが出来る所。
週間予報では曇りの予想で
ちょっと天気は微妙だったけど、
予報が変わって当日は晴れそうな天気に。
しかしよりによって日曜日とは・・・
( 混みそう〜〜 )
今回は身内と一緒に出かける為、
当初 8 時過ぎに出かけようとしていたけど、
9 時頃には既に駐車場が駐車待ちになる
情報を得ていたので、7 時半過ぎに出発。
阿蘇へ道路は混んでなくて快適なドライブ。
しかし今頃の季節は、晴天の場合、
遠景は霞んでしまってよく見えない。
今日は花と草原が目的なので、
あまり困らないから問題は無い。
RW のある山の裾野が近付いてくるけど、
まだそんなに混んでいないみたい。
しかし駐車場の手前に来ると、
やはり駐車待ちの車が並んでいた。
駐車場が近い場所まで来ると
歩いても行けそうだった為、
先に私だけ車から降りて
そのまま歩いて RW 乗り場横の
深山霧島の群落地へ行ってみた。
観光客は沢山いたけど、
予想していたほど多くはない。
とりあえず三脚と一眼レフを用意して、
群落地のエリアを歩いて登ってみることに。
散策道が整備されているので、
普通の観光客でもちょっと上の
山頂まで行けるようになっている。
途中から分かれて、
阿蘇山への登山道が続いており、
そちらはちゃんとした山歩きになりそう。
ガレ場が多そうで、
傾斜もちょっとありそうだねぇ〜
深山霧島の群落地は思ったより
狭い気がしたけど、歩き回って撮影
していると、結構時間もかかりそうだし、
ちょうど良い広さに思えてくる。
こういう所は、普通遊歩道にロープが張られて、
花のエリアには立ち入れないように
してあることが多いけど、ここは殆ど自由に
立ち入ることが出来るようになっている。
群落している山の斜面から、
麓を登ってくる道路が下の方に見える。
うちの車はようやく駐車待ちが
あと 3 〜 4 台という所まで来たみたい。
私達は駐車待ち渋滞が 100m 程だったけど、
駐車出来るまでに約 40 分もかかった。
やっぱり早く出かけて来て良かった〜〜♪
しばらく撮影した後に裾野の道路を見たら、
いつの間にか凄い渋滞が出来ている。
この時期は深山霧島がピークなので、
晴天の休日などは混雑は当然だ。
晴天なのは良いけど、かなり霞んでいるので
周囲の山並みは白くモヤっているねぇ。
深山霧島にも陽が当たり、
ピンクも綺麗ではあるけれど、
少し乾いたような印象を受けてしまう。
もしかすると曇り空の方がしっとりした
綺麗な感じに撮れるのかも・・・
今の時期の 9 〜 10 時頃の時間帯は、
下から斜面を仰ぎ見るように眺めると、
斜面が北西向きで太陽が南東にあるから、
ちょうど見事に逆光になってしまう。
山頂から降りて斜面の途中で撮っていると、
ようやく下に身内を見つけることが出来た。
しばらくして身内の一人と合流した後、
記念写真を撮ってから降りる。
RW に沿った南西側斜面には
まだ行ってなかったので、
ちょっとそちらにも登ってみる。
ちょっと上がった所に広場があり、
東屋があったのでしばらく休憩。
その後すぐ下にのんびり出来て眺めの良い
ベンチがあったので、そこでお昼。
しかし結構暑いねぇ〜 かなり焼けそうだ。
すぐ傍では、どこぞの高校生と先生らしき
グループが、深山霧島を調べていた。
身内は駐車場に戻るというので、
私はもう少し南西側の斜面も散策することに。
東屋のある広場に上がると、ジャージ集団の
高校生( 中学生? )達で埋まっている。
彼らはこれからお昼らしく、上には上がって
来なかったので、上部の散策は空いていた。
上を周って降りて来ると、途中で先程の
ジャージ集団が登って来ていたけど、
既に、きつい〜! とか、もう駄目だ〜!
とか言う声がよく聞こえた。
どうやら彼らはここをずっと登って、
阿蘇山の山頂まで登山するらしい。
普段山歩きをしていない人にとっては、
そりゃ〜 きついよねぇ〜 笑
東屋の広場から下に降りて身内と合流。
この後 RW で山頂へ行くのかと思っていたら、
行かないとのことだったので、これから山頂の
反対側にある、草千里という有名な観光地へ。
車で麓を降っていると、登り方面は
とんでもない長さの渋滞と化していた。
渋滞の最後尾にいる人達は、
きっと 2 時間近く待つ羽目に
なるんじゃないのかなぁ・・・
阿蘇山の西側をグルっと
回りながら南側へ移動する。
途中の道路には広い牧草地も多く、
阿蘇名物の赤牛もあちこちで放牧してあった。
他にも黒い牛や馬もいるねぇ〜
車も少なく、とても長閑で穏やかな地域だ。
阿蘇山の南側へ来ると草千里に到着。
とても広い草原の中には池もあり、
山にも囲まれていて、緑の季節に
晴天に恵まれると、とても爽やかな場所だ。
日曜なのに人が少ないような気もするけど、
東京の混雑感覚が異常なのかも・・・
車を降りて池の方へ降りて行くと、
誰もいないじゃないか〜〜
それから東側の小高い丘に登ってみることに。
道が整備されているわけではなかったけど、
道路から丘までは結構歩き易くなっている。
中には車椅子で来ている人もいた。
草千里はもっと緑が深くて広いイメージを
持っていたけど、季節がちょっと早いのかな?
駐車場や売店が並ぶ右隣、北方には杵島岳、
東側には火口がある中岳、
南側には烏帽子岳が見えていて、
手前には広〜い草原と池の草千里が広がり、
風も爽やかで心地良い。
東京都心が異常なんだと実感する、本当に。
東京も西部の山のエリアに行けば、
本当に東京かと思う程の田舎の風景だけど、
こういう雄大な感じを味わえる所は無い、
というのが正直なところ。
こんな経験をすると、やっぱり田舎を持って
いるというのは、とても良いものだと実感する。
駐車場や売店が並ぶ道路の方へ歩いて行くと、
人を乗せて歩く観光用の馬がいる。
大人しくて平和そうな顔をしている〜 笑
草千里を後にして、
仙酔峡と反対側の斜面にある火口へ向かう。
こちらでも麓では深山霧島が
咲いているエリアがあった。
こちら側の麓の RW 乗り場の駐車場は、
何だか富士山の五合目に雰囲気が似ている。
火口までの道路は昔は無料だったけど、
現在は有料になっていた。
下から歩いて行けなくもないと思うけど、
観光客にはちょっと長いかな・・・
車を駐車すると火口はもう目の前。
確か社会人になってからも、
帰省した時に一度来たことがある。
火口を覗き込むと
白い煙が少し上がっているけど、
エメラルドグリーンの水の色が美しい。
硫黄の匂いは全然感じなかったけど、
肺炎等の可能性がある人は立ち入り禁止。
それにしても韓国人の観光客が多いような
気がするけど、気のせいかな・・・
阿蘇山上を後にして温泉へ向かう。
早朝から起きていた為にちょっと眠って
しまったけど、目が覚めると、
ちょうど前回帰省した時にも
立ち寄った温泉施設に着いたところ。
しかし三人とも来たことがあったので、
今日は別の温泉へ行くことに。
しばらく走っていたけど、運転手が行こうと
していた温泉の場所が分からなくなった為、
別の温泉( 大津温泉 )に行くことになった。
ここの温泉は地域の公共施設のようだけど、
なんか立派な施設だねぇ〜
まさか道路特定財源で
造っていないだろうなぁ・・・
施設に入ると、中は広くて綺麗なお風呂。
日曜だというのに人も少ないねぇ・・・
東京と直接比較してはいけない気もする。 笑
露天風呂に出てみると、目の前には大きな
川が流れているし、周囲には山々の緑も見える。
一人なので、喋りながらダラダラと
長く入っていることはなかったけど、
やっぱり人間は沢山の自然に囲まれて暮らすと、
心身共に解毒作用があるんだろうね。
温泉からの帰り、新しい麦畑の
とても美しい稲穂が車窓から見えた。
帰りに夕食を購入して帰宅。
早朝から一日がかりだったけど、
美しい自然を満喫出来てとても良かった。
阿蘇は熊本市の東部からだと、
車でも 1 時間 〜 1 時間半 程度で
来ることが出来るので、
帰省の時は毎回来たいと思う。
できれば四季を変えて訪れると
良いかもしれない。
東京暮らしを長くやったせいか、
田舎はのんびりしていて良いなぁ〜と、
最近はとても思うようになった。
東京は確かに便利だけどねぇ。
やっぱり阿蘇は素晴らしい ♪♪♪