火曜水曜辺りは快晴が見込める為、
山歩きに出かけたい〜
予想気圧配置図を見ると、高気圧が日本の上に
二つ来るから水曜の方が良さそうだけど、
水曜は受講予定があってダメなので、
火曜に行くことに。 でも行先は確定せず・・・
阿蘇の根子岳に行こうと昨夜まで考えて
いたんだけど、曇ってそうなら俵山の方が
まだ晴れそうな気がするなぁ・・・
2023 - 10 - 17 ( 火 ) |
熊本市 阿蘇郡南阿蘇村 萌の里 −−−−−− 登山開始 −−−−−− 萌の里駐車場 トラバースルート 稜線ルート 俵山 稜線ルート 萌の里駐車場 −−−−−− 下山完了 −−−−−− 萌の里 熊本市 |
朝、東の空を見たら阿蘇の方は曇っている〜
阿蘇の山々は全然見えないし、
手前の俵山も山頂辺りには雲が掛かっている。
高気圧が近付いてくるんだから、
もしかしたら昼頃からは晴れてくるかも
しれないけどどうしよう・・・ ( ~_~; )
結局安全策を取って、今日は俵山に変更。
軽く歩ける展望所コースかなと思いながら
車を走らせるも、山頂付近の雲は取れない。
鞍岳は晴れているのにねぇ。
車内でラジオを聴いていると、
午前中は気圧の谷の影響で雲が多く、
お昼前頃から晴れてくると言っているので、
展望所より下にある萌の里から登ることに。
登る時間は 1 時間程長くなるけど、
遅めにした方が山頂で晴れるんじゃないかと。
萌の里の駐車場到着は 07:53 。
平日だし、全然空いている〜♪
ここはトイレもあるし駐車台数も多いから、
歩ける人ならここの方が良いかもね。
[ 注 意 ]
展望所のトイレ、今は使えるのかな?
昔は確か使えなかったような気が。
駐車場の南側。 あまり覚えてないけど、
こんなに木が植えてあったかな?
東の方には登山口が見える。
スタートは 08:15 。 最初は舗装道を歩く。
そのうち山道に変わる。
右に折れると、鉄塔の足元へ。
昔ここから初めて登った時、
右折が分からず直進してしまい、
藪漕ぎっぽくなってしまったのを思い出す。
ここの登りは結構急勾配なので、
振り返ると、萌の里があっという間に
下の方になっている〜 実際は写真より
もう少し勾配があるように見える感じ。
鉄塔のすぐ先に分岐があり、どちらか迷う。
左は稜線へ行きそうだけど、道は右の方が大きい。
右はトラバース、どちらでも行ける筈だけど・・・
しばらく迷った後に、右の大きな道を選択。
予定では稜線コースを登るつもりだった為、
左へ行かないといけなかったのに、
この選択が後に想定外の状況を引き起こす。
分岐のすぐ下の有刺鉄線を超えて進む。
抜ける時にザックに着けていたタオルが
引っ掛かり、取るのに一苦労してしまう。
標高も少し下がって、
萌の里が少し近付いてしまった感じ・・・
歩き易い山道を進む。 勾配は緩いから楽〜〜♪
しばらくすると、二つ目の鉄塔に到着。
稜線の方も、
何となく雲が減ってきたような・・・
南の方は元々良い天気って感じ。
トラバース道は裾野の草原の中を進む。
折角登って来たのに、
何で降るんだよ〜 と思う。
3つ目の鉄塔に到着。
トラバース道だと鉄塔の足元を
通るのは記憶にあるけど、
こんなに沢山通ったっけかな・・・??
相変わらず、山道は勾配も緩くて歩き易い。
そのうち舗装道に出た。
勾配が緩いのは楽で良いけど、
その分あとで大変になるから
多少は登ってないと・・・ とも思う。
牛が沢山いて、世話しているおじさんが
いらしたので、俵山はこっちで良いのか
ちょっと尋ねてみたりする。
この道で良いのか、
やや不安が出ていたもんで・・・ ( ^_^; )
でもおじさんは、山歩きなんかしたこと
ないから分からん・・・ という返事。
まあしょうがないね〜
少し上がって行くとまた分岐があった。
分かり難いけど、
分岐の先 ( 写真の中央付近 )に
黒い牛がいてこっちを見ている〜 ( @_@ )
まさか、襲って来ないよねぇ・・・
さっきの茶色の牛達も、
皆が一斉にこっちを見たので、
横を通る時にちょっとドキドキしたけど。
ここでは左の大きい道へ行ってみる。
そのうちグル〜っと回り込んで
U ターンみたいになったけど、
こんな所は以前降りて来た記憶が無いぞ・・・
道、違うのか?
そのうち右から舗装道が合流したので、
さっきの分岐は右なら近道だったことが分かる。
ちょっと登ってから後ろを振り返ると、
向こうにも舗装道が見えるけど、
稜線コースの方にも行けるのかな??
平野部の方も見えるけど、
あまり標高上がってないよねぇ。
牛達が居た場所も結構下に小さく見える。
本当にこの道で良いのか、不安が拡大・・・
もう少し登って来ると、
閉鎖されているゲートがあった。
閉まっていて入れない感じだけど、
この先に道はあるのか・・・??
右も左も、両方少し踏み込んでみたけど、
ずっと有刺鉄線が続いていて、道は無さそう。
ゲートの脇にも、回り込む踏み跡も見当たらない。
注意書きの看板は、この先何があっても知らん
という内容の記載が。 さ〜てどうする・・・
もう 9 時半じゃないか〜
こんな予定じゃなかったのに。
しばらく悩んだ末に、
安全性を考えてここは戻ることに。
実はこの道が正解ルートで、このゲートを
超えて突き進むと山頂へ行けたんだけど、
それが分かったのは翌日になってから。
舗装道を戻って行くと、舗装道の分岐に出た。
途中に分岐があったのを忘れていたけど、
分岐する道が稜線コースの方へ向かっているので、
当然そっちへ進んでみる。
写真では、左から舗装道を降りて来て、
手前へ入って来る。
東側は、樹林の中を
登って行けそうな感じもある。
ペンキマークもあるけど、
よく見ると違うような・・・
ここでもしばらく考えて、
無難に舗装道を行ってみることに。
ちょっと進むと、樹林をすぐに抜けて、
稜線方面へ舗装道が
伸びているのが見えたので少し安心。
とりあえずここを登って行けば、
稜線コースに戻れるのではと期待して、
気合いを入れてさっさと登って行く。
南側を見ると戻って来た道が見えるけど、
結構歩いて来ちゃったねぇ・・・
時間と労力のロス〜
雰囲気的には、もうすぐ稜線コースに
出そうな気配がするけど・・・
舗装道が終了。 ここはどこ・・・??
そして再び、
この先何があっても知らんよ、という看板が。
西側から合流する山道は、
いかにも稜線から来たって感じ。
登山地図を眺めても
しばらく分からなかったけど、
そのうち、ここが X 型の分岐点で、
本来のコースの中間付近だろうと思えてきた。
たぶん看板の所を右側に進めば、
本線のショートカットの道だろうと思って、
入って行こうとした時に、
右側に手のひらサイズの小さな標識が見えて、
[ ← 俵山 ] と書いてあったので、
本線に戻れたことが確信出来て良かった〜♪
ここを出発したのが 10:23 なので、
既に 2 時間以上も経っているじゃないか〜
ここから普通の山道になり、
改めて本来の登山道に戻れたことを実感。
さっきまでと違って、
ドップリ樹林帯の中って感じ。
右へも行けるようだけど、
ロープに付いている木札を見ると、
右側は地割れが多く、
左側は少ないと書いてあるので左側へ。
傾斜も少し緩くなって、
木々も少し減ってきた感じ。
ショートカット道が終わって、
廻って来る道と合流したみたい。
X 型の分岐で正面に進んでいたら、
たぶん右の道からここに着くんだろうと思う。
ここは以前来た時に、
急勾配の坂道だった所だと思うけど、
だいぶ印象が違う感じがする。
滑り易い急坂をしばらく登ったけど、
そろそろ終わりかな・・・
前に来た時は振り返ると
急登が見えたけど、全然見えん・・・
やっと登りが終わる。
ここは見覚えがあって休憩した記憶があるけど、
こんなに草茫々じゃなかったぞ。
見難いけど、右下に 865 m の標識がある。
腕時計の高度計を見ると、
850 m を表示しているけど、
今日は高気圧だから少し低めの
高度表示になるのは、ほぼ正解。
再び、樹林帯の中を歩いて行く。
何だか、かなり歩き易い道だ〜♪
山頂への案内標識もあるけど、
新しい感じがする。
木陰の心地良い山道が続く。
樹林帯が終わって、
背の低い木々に変わってきた。
山頂に近づいてきたのかな〜
背の高い木々が少なくなってきて、
陽射しが増えてくる。
上空が開けて、
空が広く見えるようになってきた。
おお−−、ようやく稜線かな〜〜
11:23 、山頂に到着。 やっと着いた〜♪
駐車場から 3 時間超え・・・ (;´Д`)
俵山 山頂 1104 m
ちょっと雲は広がっているけど、
阿蘇五岳もよく見えるねぇ〜
左が杵島岳で、右が烏帽子岳。
左に烏帽子岳、中央に高岳と中岳、
その向こうが根子岳。
朝は雲で見えなかったけど、今は見える〜
こちらは鞍岳 と ツームシ山。
南側は、左が二ノ峯で、右が一ノ峯。
近いので、すぐそこって感じがする。
山頂に着いた時は、
ご夫婦らしきお二人がいらしたけど、
しばらくして下山され、山頂独占状態。
一先ず記念写真撮っておこう〜
青空になって良かった。
西側の標識は、
結構くたびれている感じがする。
東側を見ると、こんな感じ。
西側を見ると、こんな感じ。
設置してあるベンチは、二つしかない。
さっきより、もう少し離れて記念写真。
青空を背景にしたススキが、何だか美しい。
この前杵島岳へ行った時も、
麓は一面のススキだったねぇ〜
平野部は少し前にやっと朝晩冷えるように
なってきたけど、この辺は少し標高が高いし、
だいぶ前から秋なんだろうね〜
多少登山者がいるかなと思っていたけど、
誰もおらん。 やはり平日は空いている〜〜
本当にお昼から晴れてきたねぇ〜
阿蘇五岳の方も、とても綺麗に見える〜
当初の予定では根子岳へ行くつもりだったけど、
行ってても良かったねぇ。 でもそれは結果論〜
一ノ峯二ノ峯も綺麗に見えるけど、
南向きなので、やや薄まった感じに見える。
もっと引いて見ると、南側はこんな感じ。
本当に雲が無くなってきた〜〜
\ ( ^o^ ) / \ ( ^o^ ) /
上空を見上げてもほぼ雲が消えて、
これから快晴かぁ〜
東側に阿蘇五岳がよく見えるけど、
山頂標識は少し低い場所に立ててあるから、
五岳を背景にした記念写真は撮れんのよぉ〜
東寄りの一段高い場所なら五岳を背景に
出来るんだけど、そうすると今度は、
標識と広い場所が無い・・・ ( ^_^; )
しばらくして、
自分と同じルートから男性が 2 名、
その後、単独の女性が登って来られた。
山頂に 1 時間以上居たので、12:36 に下山開始。
降りは早そうだ。
程なく、樹林帯の中へ。
歩き易い道を、サクサク進む〜
樹林のトンネルって感じ。
どんどん歩いて行く。
こんなに歩き易い山道だったっけかな・・・
865 m の標識がある所まで降りて来た。
高度計の表示は 855 m 。
高度を表す棒グラフが、
どんどん右肩下がりになっている〜
[ 備 考 ]
登って来た時は、
この場所での高度計の表示は 850 m 。
降りの今は、
同じこの場所での高度計の表示は 855 m 。
これは高度計の精度が雑なのではなく、
気圧が変化しているから。
腕時計の高度表示は気圧の値を元にして
計算される為、同じ場所でも気圧が変われば、
それにより高度の値も変化する。
気圧を無視して正確な高度を知りたい〜!
という人もいるかもしれないけど、
一般登山者の多くは、登山地図を使って
いても殆ど 5 万分の 1 の地図だろうから、
高度表示が 10 〜 20 m 違った
ところで支障は無いのでは・・・
むしろこれを逆手に取って、
高度表示から気圧の変化を読み取れる
メリットの方が良いんじゃないかと思う。
同じ場所にいるのに高度表示が変化するのは、
気圧が変化しているのだから、
気圧が上がっているのか下がっているのかで、
今後天気が回復基調か下り坂かが分かる。
日帰りハイキング等ならそこまで必要では
無いだろうけど、数日間連続で歩く縦走登山や、
天気予報の情報が得られない状況が
長時間継続する時には役立つと思う。
ちょっと滑り易くなっている急勾配を降る。
登って来る時は左のショートカットの
道から来たので、今度は直進して
迂回するルートを降ってみよう。
しばらく同じような降りが続く。
開けた感じがするけど、
先はまだ同じような感じ・・・
ここにも注意書きの看板がある。
車も歩行者も進入禁止、
何かあっても知らんと書いてあるけど、
足元には、山頂右への標識があるじゃないか〜
ってことは、禁止なのは左の道の話ね。
左へカーブしながら、広くなった道を進む。
目立つピンクのテープが木に巻いてあるけど、
よく見るとテープには右向きの矢印が・・・
なので右を見ると、
奥にもピンクテープや白テープが見える。
大きい道ではなく、こっちが登山道なのか?
ちょっとだけ進んでみたけど違う感じが
するので、やっぱり大きい道だろうと、
今までの道を進む。
この先、地震か台風か大雨か分からんけど、
かなり崩れている所もあった。
そのうち、本来の稜線コースに復帰した
X 型の分岐に出る。
登る時は右へ進んだけど、
降りは正面から戻って来た。
今度は間違いなく、
右側の稜線コースを降りるぞぉ〜
展望が開けたから、記念写真を撮っておこう〜
この先、降りかなぁ〜
振り返ると空が青い・・・
やはり午前中とは違うねぇ。
この辺からボチボチ降り始めるみたい。
平野部の街並みも見えてきた〜
登山者が誰もいないので、風景独占写真。
本来、午前中はここを登ってくる筈だった。
少し降るとゲートがあった。
再び、どっちなんだ・・・??
広い道が左右に伸びているけど、
方向が直角に違う〜
地図を見ても稜線じゃないとおかしい。
あれ? よく見ると、
このゲート開けられるみたいだけど・・・
ロープを外してこっち側へ入ってみると、
俵山への看板が〜
ってことは、こっち側から
登山者が来ることを前提にした看板だから、
やはりこのコースが正解なのねぇ。
こっちから来たら
迷わずゲートを超えて進むけど、
向こうから来たら迷うんじゃないのかな。
ということで、安心して先へ進む。
雲がだいぶ無くなってきたし、
つい何度も振り返ってしまう。
一ノ峯の方も、雲無いねぇ〜
朝は右側の草原の少し先まで行って
戻って来たから、結構な無駄骨だった。
萌の里が近くなってきた気がする。
この先で下界の景色が開けそうな感じが・・・
この辺から降り勾配がきつくなり始める。
大きな岩がゴロゴロしているねぇ〜
展望が開けて、下の方に遂に萌の里が見えた〜♪
本当はこのコースだったのよねぇ・・・ ( ~_~ )
本当にすっかり雲の無い快晴になった。
萌の里付近は、草原の眺めが良いよね〜
南側にも草原が広がる。
朝、間違いの元になった分岐まで戻って来た。
ここを左へ行っていればねぇ・・・
流石に次回来たら、間違えないと思う。
ここで休憩中のおじさんと話していたら、
話に花が咲き過ぎて、かなりの長話に・・・
絵や写真、カメラや三脚以外にちょうど
欲しかったものがクイックシューだったようで、
自分の現物を見せてあげたら大変喜ばれた。
また、北アルプスの燕山荘や
山小屋の料金高騰の話とか、くじゅうの話も。
初心者を連れて行くのも最初は良いけど、
いつまでもおんぶに抱っこで向上しないから、
そのうち皆止めるんだとか。
はたまた、どっかの赤い国はいつ逮捕されるか
分からんから冗談じゃないとか、まさか山で
こんな話で盛り上がるとは思わず、
気付いたら 2 時間半も話し込んでいた〜 ( ◎o◎ )
山頂出発の時間からすると、たぶんここへ
降りて来たのは、14 時半頃だと思うけど、
既に 17 時頃になっていて、すっかり草原も
夕日を浴びてアンバー色になっている。
話し込んでいる最中に、山頂にいらした
男性二人がトラバース道から来られたので、
地図を広げて道を尋ねてみた。
あれこれ話していると、どうやら自分が
行き詰ったと思って引き返したゲートは
そのまま超えて進むのが正解らしかった。
そうだったのかぁ・・・ ( /ω\ )
13 年前にそのルートで下山して来たことは
あったけど、詳しく覚えてないし、
ゲートを通ったような気はするけど、
同じゲートかどうか覚えてなかったし・・・
でも改めて分かって良かった。
話し込んでいる時に、
夫婦連れが稜線コースを登って
行かれたんだけど、どうなったんだろう・・・
もう夕方だけど。
すっかり夕方〜 17 時過ぎに駐車場へと降りる。
まあすぐ下に見えているからすぐ着きそう。
おじさんは、全然降りて来る気配無し。
西側の山肌は、すっかり茜色。
17:11 、ようやく駐車場に到着〜
この時刻も想定外。 笑
ススキも夕日が当たると風情が出るような・・・
萌の里の反対側に
コスモスが見えたので、来てみた。
ここのコスモス畑は有名だった気がする。
平日の夕方で、
観光客はかなり少なめだったけど、
週末の昼間とかだと多いんだろうね。
夕日を浴びた花も、何か良い感じ〜
17:30 に、萌の里を出発。
西へ向かって走っていると、
沈む前の夕日がかなり美しい。
快晴で周囲に雲も無いし、
金峰山のシルエットも綺麗。
写真を撮ろうかと思ったけど、
車を停めるタイミングが無かった。
予定していた根子岳には行かなかったけど、
今日は今日で良かったかと。
本来の稜線コースも分かったし、
おじさんの話も面白かった。
後半からは足があちこち痛くなってしまって、
しばらく痛いのが残ってしまった〜 ( -_-; )
明日は間違いなく朝から快晴と思っていたけど、
翌日は朝から夜まで、正真正銘の快晴だった。
根子岳はまた晴れそうな日に行こうと思う。