2013/05

宮崎

大崩山

GW に入ると、山仲間の Ujiie さんから
連絡が来て、大崩山に行きたいとのこと。

そういえば、昨年の今頃も同じような
話を聞いていたような気が・・・
季節的にはちょうど良いし、人と一緒に
歩くことが最近はあまりないので、
一緒に出掛けてみることに。

深田百名山ではないものの、
九州の山の中では結構大変そうな山らしく、
アクセスがちょっと面倒な所ではあるけど、
一度は行ってみたいなぁ と思っていた。

ちょうど良いお天気が続くようなので、
問題は無さそうだけど、懸念があるとしたら
鈍り過ぎている自分の体かと。 ( ^_^; )

2013 - 05 - 03
( 金 )
熊本
山都町
延岡
祝子川温泉
2013 - 05 - 04
( 土 )
祝子川温泉
大崩山登山口

−−−−−− 登山開始 −−−−−−

大崩山登山口
大崩山荘
湧塚分岐
下湧塚
中湧塚
上湧塚
坊主湧塚分岐
大崩山 山頂
坊主湧塚分岐
坊主尾根
大崩山荘
大崩山登山口

−−−−−− 下山完了 −−−−−−

大崩山登山口
祝子川温泉
延岡
山都町
熊本


2013 - 05 - 03 ( 金 )     晴れ

山都町にある道の駅が待ち合わせで、
お昼頃に支度して出かけ、先ずは近くの
スーパーで食料品等をお買いもの。

今回は、以前どうしても見つけられなかった
途中で通る山の中の道路を、今度こそ
探しだして通ってやろうと思っていた。
後で調べたらマミュコゥロードという道ね〜

時間に余裕をもって到着したいことや、
買い物にちょっと時間が掛かったこともあって、
少し急いで走り始めたが、自宅から 3 〜 4 Km
ぐらいの地点で、忘れてはいけないものを忘れて
しまったことに気付き、慌てて自宅へ U ターン。

それはシュラフ。
九州では基本的に日帰りハイキングばかりで、
車中泊はたまにしかしないから忘れてしまった。
でも今日は無いとダメだから急いで取りに戻る。

途中山を越えるエリアへ入り、
何度か細い道を迷った所もあったものの、
正解の道を進むことが出来て、一番のポイント
だった広くて新しい道を無事に発見〜♪

バイクで走る人達は気持ち良いだろうな〜と
思いながら、空いている道路を快適に走り、
その後の山道も構飛ばして走る。

おかげで合流地点の通潤橋に、
予定より 10 分程早く到着。

Ujiie さんもちょうど少し前に着いたようで、
私が駐車場へ入る寸前に電話が鳴った。
ここで荷物を移動し、 Ujiie さんの車で
一緒に 218 号線を延岡方面へ向かう。

GW でやや交通量が多いかなと思ったけど、
そんなことは全然無いみたい。
わりとスムーズに車は流れているし、
時間にも余裕があるので、お気楽ドライブ〜

山都町から宮崎県の高千穂を抜けて、
日之影町を進む。 北方からミニ高速道路を
走って延岡市内をちょっと通過。

延岡市内の少し北の方から北西方面へ
向かって山へ入ることは頭に入れていたけど、
詳細の道は把握していなかった為、
適当に北へ向かっていたら、
工事中の所で祝子川入り口の立て看板を発見。
そこからは山道のドライブが続く。

道路が全て舗装道路だったのは有難かったけど、
結構道は細いし、上から落石でもあったらと
思うと、ちょっと怖い感じの所もあった。

わりと奥の方でも民家があってビックリする。
途中、横を流れている川にはとても大きな岩が
ゴロゴロしていて、何だか凄い光景・・・


ようやく、祝子川温泉・美人の湯に到着〜〜♪

温泉施設の建物の下の駐車場に空きがあったので、
そこへ駐車して落ち着くが、
車の横にはテントが張られている所もある。

こんな所にテントを設営して良いのかと思う。
だって他の車が来たら、駐車出来ないじゃないか。


通潤橋出発が 15 時で、ここの到着は 17 時半前。

一息ついてから、上にある温泉施設へ行って入浴。
GW で結構混んでいるのかなと思ったけど、
思ったほどの混み具合ではなかった。


山奥なので携帯は電波が
入らないだろうと思っていたけど、
駐車場でアンテナがフルに立っていたから、
ここは十分携帯が繋がるのかと思ったら、
温泉施設の入り口に[ AU 繋がります ]
という案内が貼ってあった。
他のキャリアはどうなんだろう・・・

入浴後に施設内でカレーを食べたら超辛い〜!
その後車に戻って、前回同様ミニ宴会状態。

Ujiie さんは最初にストロングゼロを
1 L も飲んでいたせいか、その後日本酒を
飲んで結構な酔っ払いになっている〜
私は今日はあまり飲まなかった。

まだ明るいうちは、周囲のオートキャンプ場の
ようなテント泊の方も賑やかだったが、
私たちが就寝に入った 22 時半頃には、
周囲もすっかり静かになっていた。

しかしここの標高が街中より高めといっても、
3 シーズンオーバー用シュラフは、
この時期ちょっと暑い。
夜中に何度か暑さで目を覚ましてしまった。

まだ夜中なのに、たまにすぐ上の道路を
登山口方面へ向かって走って行く車がいる。

登山口にはきちんとした駐車場は無いので、
どうしても路駐状態になってしまうから、
早く移動してないと、
どんどん登山口から離れてしまいそうだ。

だから私は今夜のうちに移動しておいて、
登山口近くに駐車しておき、安心してから
宴会や睡眠を取りたかったのだけど、
却下されたので仕方なかった。
朝早めに移動することにして再び眠りにつく。


2013 - 05 - 04 ( 土 )   晴れ 一時 曇り

3 時半頃に目覚めた後は、
とうとう再び眠ることはなかった。
早い人たちは 4 時前から出発して行く。

私は早く移動したかったけど、
Ujiie さんは隣で爆睡中。
まだ時間が早いので起こすわけにもいかず、
かといって眠れるわけでもなく・・・

Ujiie さんが起きたのは 04:45 頃で、
周囲はすっかり明るい。
その後出発の準備だけ軽く済ませて
美人の湯を出発し、細めの山道を登山口へ移動。

狭い山道を 15 〜 20 分ぐらい走って行くと、
路駐している車がチラホラ見えてきた。


登山口の近くになると、狭い道路の多くが
路駐場所になっていたものの、
登山口の少し先に置けるスペースがあった。

その後、軽めに朝食を済ませ、
準備を整えて登山口へと向かう。
GW のせいもあるだろうけど、
あちこちから人が来るんだねぇ。


ここが大崩山の登山口。
大人数の集団がいて、ゲッ〜と思ったけど、
少し間を空けてから私達も登り始める。


何となく、山深い雰囲気・・・
周囲は緑が多く、森林浴に良さそうな感じだ。


スタートして間もないうちはわりと
穏やかな歩きなのかと思っていたけど、
梯子やロープも出てくるんだねぇ。


そのうち少し開けた感じになり、
人の話し声が聞こえてきた。

右側を見ると小屋があり、
地図を見ると大崩山荘となっている。


ここのすぐ先に分岐があり、今日は右側へ進む。

大崩山のコースは反時計回りが
良いらしいけど、理由は何だろう?


まだ沢に沿った下の方なのに、
結構歩き難い部分もよく出てくる。

大崩山はコースが大変らしい印象が
あったけど、今頃からこの調子だと、
上の方は一体どうなるんだ・・・


紫色の花がゴソっと咲いているけど、
これは何の花かな?


湧塚分岐点。

山の本で見たけど、
三里河原の方は沢の景観が美しいようだ。
深緑の綺麗な時に写真撮りに来ると良さそう〜


分岐点のすぐ先で沢に出た。

ここまでは三脚を担いで歩いて来たけど、
沢にいる人達を見て、この先は両手が
必要だろうなぁと思い、三脚は収納。

何だあれは・・・ 一枚岩を登っている〜〜


ゴロゴロした岩場を進むと、
沢の流れのすぐ先に一枚岩があり、
皆さん一人ずつロープで登っている。

足場は引っ掛かりが無く、どうやらロープだけで
登っているようなので、腕が疲れそう・・・

足元を流れる沢の水が、何だか新鮮〜


その後も、ゴツゴツした
大きな岩場を抜けるように進んで行く。
やっぱり楽ちんなコースじゃないようだ。


勾配が緩く穏やかに沢に沿って歩く所もある。
こんな感じだと、楽で良いねぇ〜


と思ったら、なんじゃこりゃ〜〜!!

どうやって通るのかと思ったけど、
そこへ行ってみたら、
そこまで細くて厳しいわけじゃなく、
普通の人ならわりとスッ〜と通れる感じだった。

何だか探検しているみたい〜 笑


岩はゴロゴロ、木の幹は倒れているし、
森林浴出来るのは良いけど少し大変な感じ・・・


果たして、こんな山道が今後もずっと続くのか・・・


森林浴も良いけど、
いつになったら展望が開けるんだろう?

登山地図を眺めてみても、
イマイチ現在地がよく分からん・・・


それにしても、急勾配が多いよねぇ。
腕時計の高度計を見ても、
やはり大きく高度が変化している。


袖ダキ展望所の分岐点。


左側を見ると、長〜いロープが設置してあり、
何だか展望の良い場所に出られそう。

しばらく休んで考えていると、後ろから来た
おばちゃん達は展望所へ登るようだ。
折角だから行ってみようかとも思ったけど、
ここはさっさと大崩山へ向かうことにする。

Ujiie さんと少し離れてしまったけど、
待たずに先へ登り始める。


しばらく登っていたら、周囲の樹林が少し
疎らになって開けた感じになってきたので、
陽射しが入るようになり
晴天の実感が湧くようになった。


上空の展望が開けた所から、
向こうの方に背の高い岩峰が見えるけど、
あんな所を進むんだろうかねぇ。

でも事前情報で見ている大崩山のイメージは、
確かにこんな感じだったから、
大崩山らしくなってきた感じか。


本線から少し左へ逸れて登った所に
大きな岩があって、ちょっと登り難くて
迷ったけど、何とか登ってみた。
すると、桃色の花が沢山咲いていた〜


樹林帯の中ばかり続いていたので、
あまり晴天を感じることがなかったけど、
上空の青空を眺めることが出来て良かった。

正面には先ほどの岩峰が見えており、
左手の谷間を挟んだ向こう側にも、
大きな岩峰の尾根が見えている。

花の写真が撮れたので、そろそろ登山道に
戻ろうと思って降りようとしたけど・・・
どうしよう。

ここの岩場はロープなどが無かったので、
登りは勢いで登ることが出来たけど、
降りるのはちょっと難しかった。


少し降って鞍部を歩くと、
今度は高い所に花が沢山咲いていた。


陽射しが増えてきて、
コースも多少穏やかにはなってきたけど、
やっぱり急な所もそれなりにあって、
梯子やロープが無くなることは無さそうだ。

ちょっと休憩もしたくなってきたけど、
どこまで行けば休める所に出るんだろうねぇ・・・


今まで咲いていた花に比べると、
色の濃い花が咲いていた。
後ろにいた人達も、
色が濃いと言って写真を撮っている。


帰宅した後に写真を見て、
あれっ? と思ってしまった。

この辺は本線しか歩いた記憶が無く、
こんな所で分岐してあんな長い梯子は
登った覚えが無いけど、行ったかなぁ?

たぶん行ってない・・・ と思う。


少し先で再び長いロープしかない岩場が登場。
上まで登ると、ロープから離脱するのに苦労した。

今日のコース、三脚抱えながらはやや厳しいねぇ。


ロープの所を登り切ると、
やっと本物の展望が開けた〜〜 (^◇^)

おお〜〜眺めが良い♪
たぶんここが下湧塚みたい。


遠くの山並みの景色は
ここに来て初めて眺めた気がする。

向こうの岩場にも休んでいる人達がいて、
お姉さんの 騒ぎ声? が響いていた。 笑


岩場よりも左側の北側の景色。

中央の山並みの向こう側の谷間に、
三里河原があるのかな?


正面岩場の右側には、
深い谷間を挟んで大きな岩峰。
しばらくここで休憩することに。


後から来たおばちゃんが、
立って歩くのが怖いと言って、
四つん這いで登って来た。 笑

そのうち、 Ujiie さんが到着。


ここから西の方を見ると、
またまた突出した岩峰が・・・

あれが中湧塚らしい。
何だか凄い所を通るねぇ。


岩峰の上の方を見ると、
何やら結構人が沢山いる。
なんかアップダウン激しそう・・・


少し先へ進んだ辺りで振り返ると、
南側の谷間が見えた。
結構切れ落ちている。


ゴツゴツした所を過ぎながら、
だいぶ中湧塚へ登って来たけど、
相変わらずロープがよく出てくる。


中湧塚に着いたので、
さっき居た下湧塚の方を眺める。


広い場所が無いので少し岩場を登ってみた。

小腹が減っていたので、Ujiie さんが
来るまでの間に、パンとお握りを食べる。


西側には、谷を挟んで上湧塚が見えたけど、
突出した岩峰の上に人の姿が見える。

あんな所へ上がれるのだろうか?


小休止を終えて歩き始めると、
すぐ下にカニの横這いのような所が出てきた。

ここは一人ずつしか通過出来ないので、
ちょっと待ち時間が発生してしまう。
距離は短いので、あまり問題は無い。


更にその後も、相変わらずロープでの降下。
本当にアップダウンが多いよねぇ〜


周囲に急に花が増えてきた。

白い花も姿を見せているけど、
同じ花なのかな・・・?


この辺はさっきまでのコースより、
花が多いような気がする。

中湧塚からしばらく降ると、
ちょうど鞍部のようで、勾配はあまり無い。


そのうち登りに差し掛かったけど、
勾配は凄く急だし木が倒れていたりして、
なかなか激しい感じの登り。


ようやく上湧塚に到着〜〜
基部は広くて休憩に適している。

凄い登り方をされているな〜と
上湧塚の岩峰を見上げていたら、
裏から回った方がロープがあって
登り易いですよと、教えて頂けた。


折角教えて頂いたし荷物も置けるので、
空身で上へ登ってみると、確かに正面からより、
こちらから登った方が楽だろうと思えた。


岩峰の天辺に着くと、東側以外は展望が良くて、
さっきの中湧塚も少し見えた。


天辺から西側を眺める。

ず〜と向こうまで山並みだけど、
右寄りの方は鹿納山かな?


左の方に目をやると、穏やかな登りの山だけど、
大崩山がどの辺なのかよく分からん・・・
方向的には、こっちのようだけど。

結構風が強くなってきたので、降ることにする。


基部へ戻ると、人がえらく増えていた。

ザックの所へ戻った時に衝撃的な事件が発生〜!!
なんとザックに収納していた三脚が無い!!!
え〜〜〜、何で・・・???

どこか途中で落としたとしか
考えられんけど、一体どこで・・・

どうするかちょっと迷ったけど、
さすがに軽く紛失では済まない代物なので、
とりあえずある程度の所まで戻って
探してみようと空身で戻り始めたけど、
時間も消費してしまうし空身でもあるので、
ついつい速足になってしまう。

しかし改めて感じたけど、
中湧塚はすぐ近くに見えているわりには、
なかなかのアップダウンだったなぁ〜と・・・

どこで落としたか分からないので、
途中で登って来る人達に聞いてみたりも
したけど、登山道で見た人はいなかった。
登山道に落ちていたら気付くしねぇ・・・

梯子だか岩場だか定かじゃないけど、
前向きの形で降りている時に、
何やらザックの方でガシャガシャッ〜
という音が聞こえた記憶があったので、
もしかしたらその時に三脚が浮いて
しまって外れてしまったのかも・・・

以前はそういうことを防ぐ為に、三脚の脚の一つを
タオルで結んで外れないようにしていたのだけど、
最近は手抜きになっていたので、そこまでやって
なかったのが、裏目に出てしまったのか? ( -_-; )

途中で何度か諦めようかなと思ったけど、
とりあえず中湧塚まで行ってみることに。

しかし、中湧塚まで戻っても、
三脚の姿を見ることは無かった。

流石に Ujiie さんを待たせているし、
時間的にもあまり余裕も無かったので、
諦めて上湧塚へ戻ることにした。

ちょうど団体が出発したところだったので、
すぐにカニの横這いのような箇所で
渋滞に捕まってしまう。
おばちゃん達が通過に時間掛かっているようだった。

アップダウンが激しい区間だけど、
そこは空身なので当然他者より速く、
たぶん 45 分程で上湧塚基部へ戻って来た。

ショックではあったけど、
思ったほど深刻な落ち込みではなかった。

買った時は高かったし随分使い込んで愛着も
あったけど、もう 18 年ぐらいになるし、
あちこちガタもきていて、もしかしたら
そろそろ休ませて欲しいと言っているのを
神様が教えてくれたのかな〜 なんて、
不思議にそんな気になれた。


三脚の事は諦めて、上湧塚基部を出発。
基部の傍には、また花が固まって咲いていた。


ここから先は、今までのような激しい勾配は
無くなって、歩きはわりと穏やかな感じ。


坊主尾根への分岐点。

左側の向こうの方から団体の声が聞こえて
いたけど、もう降りの途中なのかな?


しばらく登って行ったら、
ようやく稜線らしい雰囲気になった。
ちょっと寒々しい感じもするけど・・・

途中ですれ違った人が、山頂から降りで
20 分ぐらいって言ってたから、
登りだと 30 分ぐらいかなと思いながら進む。


西側方面へ降る登山道の分岐点。

だいぶ登って来た気がするけど、
一体山頂ってどこなんだぁ〜?
山頂らしき景色が見えんけど・・・


勾配は殆ど無くなって来たけど、
本当にこの先に山頂があるんだろうかねぇ?

何だか頂きがある感じには全然見えないけど・・・


しばらく歩いていたら、少し開けた岩場に出た。

すると、本当の山頂はまだ 10 分程先に
あるらしいけど、実質的にはここが
山頂のようなものだと、近くの人が言っていた。


すぐ先に小さな広場があって、ザックが沢山
置いてあったから、きっと空身で
本当の山頂へ皆さん行ってるんだろうと思う。

自分も荷物を置いて空身でサッと行ってみることに。


大崩山 山頂  1644 m

10 分よりもう少しかかった気がしたけど、
12 時直前に大崩山の山頂に到着。

山頂はあまり広くなく、展望はイマイチ。
しばらく居て写真を撮ってから、広場へ戻る。


Ujiie さんも後から荷物担いで山頂へ
やって来たけど、私の荷物が広場なので、
広場へ戻ってから軽くランチを済ませる。
広場の方は、だいぶ人が増えていた。

降りも時間掛かりそうなので、
13 時になる少し前に出発。


お昼を過ぎると、曇りがちな天気になってきた。

坊主尾根への分岐点。 降りはここから坊主尾根へ。


登山道は登りの時よりはマシに感じるけど、
歩き易いかというと相変わらずそうでもなく・・・


しばらく降っていると、だんだん花が増えてきた。


先を歩いていた Ujiie さんが、
やたら花が綺麗だと騒いでいる。
青空が背景だと、もっと映えるのにねぇ。


ずっと左側の展望がイマイチだったけど、
たまに開けた所があったので、
花と一緒に中湧塚を撮ってみる。

やっぱり背景には青が欲しい・・・


少し先へ行ったら、
広くてドカーンと開けている所があった。
向こうに見えているのは、
午前中に通過した下湧塚や中湧塚。


少し左の方には、上湧塚と中湧塚が見える。
ここは珍しく、よく開けた展望台。


下へ降りて行くと、小積ダキの分岐点があって、
後から来た人達は皆さん上へ行かれていた。

Ujiie さんも上へ行かれたので、私はしばらく
休んでいたけど、先に降りることして一人で出発。


またまたロープを使って降って行く所だけど、
勾配がきつくなかったので、大したことはなかった。


更に先では、再びロープで降りた後に、
今度は長いカニの横這いの所が待っていた。

離れた所から眺めると大したことなさそうに
見えたけど、移動してみると下は急だし
手を離したらアウトだねぇ、ここ。

ここは慎重になって移動する。


無事に渡り切った所から振り返ると
こんな感じだけど、
鎖が整備してないと、ちょっと危険かも・・・


すぐ右の先には大きな岩峰。

たぶんさっきパスした小積ダキだと思うけど、
上の方に結構人がいる。


この先もなかなか急勾配で、
垂直に近い感じの梯子が続く。
写真は、ほぼ真下を見下しているところ。


更に梯子は続く・・・ よくぞ整備されている。
じゃないと、なかなか歩けんよねぇ。


大きな岩場が続き、少し先を行っている人が
見えたけど、結構下の方に小さく見える。

何だかえらいルートやなぁ〜 と思う・・・


歩けなくはないだろうけど、
落ちたら洒落にならないので、
ロープを確実に掴みながら低姿勢で進む。


上からは下が見えないので、少し緊張しながら
前の人が降り切るまでしばらく待機。

降り始めるとほぼ垂直で、途中までは梯子、
その下はロープのみで、足掛かりは殆ど無し。

ここは、アスレチック会場か・・・


今度は狭い岩場の間を珍しく登り。

前を進んでいたお姉さんがすんなり上がって
いたので、大したことないと思っていたのに、
登ってみたら予想外に途中で立ち往生。

上半分に足掛かりが無く、どうやって登るんだ? と
しばらく考え込んだけど、結局分からず
力技で無理やり這い上がってしまった。


ようやく登り切ると、
すぐ先で皆さん休憩されていたので、
横を通過して先へ行こうとすると、
今度は切れ落ちた岩肌の横にグレーチングのみ・・・

横にワイヤーが張ってあるけど、
結構スリリング〜 ( ^_^; )


ゴチャゴチャした狭い登山道が続き、
容赦無く垂直梯子が現れ、いい加減に
何も考えず能天気に歩きたいと思ってしまう。


だいぶ降りて来て周囲が樹林帯になってきた所で、
何やら渋滞している様子・・・
また難所が現れて皆さん待っているんだろう。

ここぞとばかりに、小休憩〜〜


自分の番がやってきたので下を覗き込んだら、
途中まで梯子が見えるけど、
そこから横へ避けて行くみたいだ。
実際に降りてみると、梯子はそこで切れていた。


そのうち完全に樹林帯の中になり、
梯子も鎖も無くなってきたようで、
勾配もまあまあな感じになってきた。


途中、林道への分岐点があったけど、
とりあえず大崩山荘方面にそのまま降って行く。


登山道はだいぶ落ち着いてきた感じで、
勾配も急な所は殆ど無くなってきた。

午後ちょっと曇っていた感じがあったけど、
夕方近くになってきて陽射しが復活。

他の人たちは林道方面へ降って行ったのかなと
思っていたけど、遠くに声が聞こえるので、
こちらへ降りて来ているんだろう。


降って行くと徐々に沢の音が聞こえてくる
ようになって、ようやく水の流れが見える
ぐらいの所まで降りて来た。

沢が流れているんだから、
だいぶ標高が下がったんだろうと思う。


しばらく沢に沿って歩くようになり、
完全に森林浴状態〜♪  水量は多くないね。


しばらく歩くと先に河原が見えて、
人の姿もチラホラ見える。

先に行った人が進んでいた所を同じように
歩いて行き、広い所へ出てちょっと一休み。


沢を渡るのに若干悩む場所があったけど、
よく探して渡ったら 3 歩で向こう岸まで行けた。

でも後から来る人達は、皆さん距離が
長くて靴が水に浸かる所を渡っていた。


水は透明で、凄く綺麗〜〜〜

小腹が減っていたので、
ちょっとパンを食べて休憩していると、
そのうち Ujiie さんが追い付いて来た。

河原の先を山側へ上がると、
すぐ先に見覚えのある山荘が・・・


朝、分岐点で別れた大崩山荘だった。
ようやく完全に元の道に戻ったので、
何だかちょっと一安心。

その後は、明るめの樹林帯の中を歩いて行く。


登山口に到着したのは、16 時を少し過ぎた頃で、
山頂からの降りは、03:10 ぐらい。
ちょっと長めだったけど、
やっと下山が完了して良かった〜♪


登山口付近に駐車していた車も、
半分程に減っているようだ。

道路を 1 〜 2 分程歩いて自分たちの車に戻り、
そのまますぐに車で温泉へ Go〜

祝子川温泉に着くと、水分不足なので
自販機でポカリを買って飲み、それから入浴。
最初は、昨日に比べてあまり変わらないぐらいの
混み方だったけど、そのうちだんだん混雑してきた。

17 時半前に温泉を出発し、 218 号線を熊本県へ
向けて走ると、何だかビックリするぐらい
道路が空いていて、かなり快適な走り。

02:15 程で通潤橋へ到着し、
荷物を入れ替えてから各自帰路へ。

昨日は細いグネグネの山道を近道して来たけど、
今日はもう暗いので、
山を回り込むルートだけど御船経由。
帰宅はちょうど 21 時前頃。

予想通り、次の日には脚が筋肉痛なり、
今回は腕などもちょっと痛くなった。
梯子やロープに頼る部分が多かったからねぇ〜

私は、しばらく山歩きはいいや〜 って感想で、
この後は夏ぐらいまでたぶん時間が取れなくて
行けないだろうからちょうど良い感じだけど、
Ujiie さんは、今日のコースがかなり
充実していたようで、大変お気に召した様子。

通いそうだって言ってたけど、
いや〜 私は良いよ。 笑