2011/09

くじゅう

涌蓋山

この前の 3 連休は迷走台風の影響で
あちこち大雨になったけど、
この 3 連休は秋の高気圧に覆われて
良い天気になりそう。

昨日から良いお天気で、一昨日の夜に
出ようか迷って止めたものの、予想通り
昨日は雲一つも無い見事な快晴だった。

土曜日も晴天が続きそうなので、
怪我した足の親指に負担が少ない
程度の山歩きに行ってみようと思い、
根子岳、涌蓋山、平治岳大船山、
の中から涌蓋山を選んでみた。

2011 - 09 - 23
( 金 )
熊本
ミルクロード
やまなみハイウェイ
八丁原登山口 ( 車中泊 )
2011 - 09 - 24
( 土 )
−−−−−− 登山開始 −−−−−−

八丁原登山口
一目山
みそこぶし山
女婦越
涌蓋山
女婦越
疥癬湯
筋湯
八丁原登山口

−−−−−− 下山完了 −−−−−−

やまなみハイウェイ
ミルクロード
熊本


2011 - 09 - 23 ( 金 )     快晴

21:45 頃出発し、食料を買って
いつものようにミルクロードから、
やまなみハイウェイを速いスピードで走る。

大観望付近で車の窓を開けると、
気温が低くかなり手が冷たい。
空を見上げるとかなり星が見えて、
天気は良いみたい。

くじゅうの山域へ入った後、
左へ折れて筋湯温泉へ向かう。

八丁原の駐車場には空きスペースがあって、
たぶんこの辺が駐車場だろうなぁと
思いながらしばらく走っていたら、
どうやら筋湯温泉まで来てしまったみたい。

引き返すも、車は一台も停まって無いし、
看板も出ていないので若干不安はあったけど、
たぶんこの辺だろうと思って駐車する。

しばらく外に出て上空を眺めると、
かなりの数の星が煌めいていた。

車内で毛布を被って寝てみるけど、
寒くてちょくちょく目が覚めてしまう。
やっぱり秋だねぇ。
1 ヶ月前とは大違いじゃないか〜


2011 - 09 - 24 ( 土 )     晴れ

夜中に何度か目を覚ましていたけど、
何度めかの時に外を見ると、やや明るく
なってきていて、時計を見たら 5 時半。
ちょっとまだ早いと思って、
しばらくまた毛布に包まることに。

目の前の道路ではランニングしながら
往復している人達がいる。
こんなところを走る人たちがいるんだねぇ。


事前の情報では、
ここは数台駐車可能って書いてあったけど、
実際はもっと沢山置けるじゃないか〜
駐車場を拡張したのかな?

それにしても、誰も来ないねぇ・・・


斜め前に山の方へ伸びる道があったので、
看板を眺めに行ってみると、
登山者への注意書きが書いてある。
たぶんここが登山口なんだろう。

車に戻ると、朝露で車がずぶ濡れ・・・

7 時を過ぎ、車外に出て
ボチボチ出発の準備を始めていると、
ようやくここに駐車する車がやって来た。

来た人と話をすると、
高速道路の SA で寝てたそうで、
下はそんなに寒くなかったそうだ。
やっぱりここは標高が高くて寒かったのか〜

その後すぐ次の車がやって来て、
やっと登山口の感じがしてくる。

私は早めに出発して登山道に入って行く。


入って行くと、
すぐ左手に一目山への入り口があった。

登り出すとすぐ、露に濡れた笹でズボンの
膝下が汚れたり膝に水が浸透してきたり・・・
まさかロングスパッツが必要だったとは〜


一目山 山頂  1287 m

山頂はそこそこ広くて誰もいなかったけど、
後から犬を連れた人も登って来ていた。


南東側には、
猟師岳と九重森林公園スキー場が見える。

左下が車を停めた駐車場で、
その後ろの八丁原地熱発電所から
モクモク煙が上がっている。


北東側を眺めると、これから降る道と
向こうの方に涌蓋山が見える。


一目山からの降りも笹が茂っていて、
膝が濡れたりズボンに泥が付いたり・・・
もう少し草刈りがしてあると良かったのに。

降り切ると、最初の道路と合流。

改めてズボンを見ると、結構黒くなっている〜!
ロングスパッツがあれば、
膝の濡れは仕方ないとしても、
ズボンの汚れはだいぶ防げただろうにねぇ。

持って来て装着すれば良かったと思うけど、
こんな状態とは事前に分からなかったから、
まあしょうがない。 洗濯して落ちるかな・・・


道路を少し先へ行くと舗装道路が終わり、
山の中の林道って感じの道に変わる。
車も走れないことはなさそうだけど、
あまり走ってない感じ。


そのうち展望の広がる場所に出た。
最初ヘリポートにでもなっているのかと
思ったけど、単なる野っ原って感じ・・・


しばらく歩いて行くと柵があった。
牛が放牧されている為、
通ったらちゃんと閉めるよう書いてある。


しばらく歩いて後ろを振り返ると、
向こうに一目山が見えた。
この辺はかなり穏やかに歩けるところだね〜


みそこぶし山がだいぶ近づいてきた。
登りといっても、全然緩やかだから疲れない。


くじゅう連山の方を眺めると、
手前の山並みの緑が濃いめで、雰囲気的に
ちょっと大菩薩峠に似ているなぁ〜と思う。


更に少し歩くと、みそこぶし山が
目の前に現れる。  もう少し〜♪


みそこぶし山の山頂に到着〜 ( ^o^ )丿
広さはまあまあって感じか。
山頂に誰もいないのは良いねぇ〜


手前の山より高くなり、
くじゅうの山並みが見えるようになった。


さっき歩いて来たコース。
やっぱり穏やかだねぇ〜 笑

その後 1 人オジサンがやって来たけど、
あまり喋らず、少し休んで先に出発された。


南の方には阿蘇の山並み。

朝は根子岳に雲がかかっていたけど、
やっと雲が取れたみたい。


西の方はなんだか平凡な景色。

朝食抜きだったので、
ここでお握りとパンを食べて休憩。


北側に涌蓋山。

コース分岐のある鞍部を挟んだ眺めで、
雑誌等によく出ている絵は
今辺から撮られているようだ。
もう少し広角の絵が多いと思う。


山頂に標識があるけど、
実際は膝ぐらいまでしかない小さいもの。

登って来られた山陰のご夫婦と少しお喋り。
やっぱり西日本から日本アルプスは遠い。笑


ここで 25 分も休憩していたので、
そろそろ出発することにして、斜面を降って行く。


降りた先では、崩壊地のような所を通過。


みそこぶし山から降りて来た鞍部に到着。


この辺が疥癬湯から来たコースと
合流する地点らしい。
涌蓋山へ向かうには左へ折れるようで、
しばらく平原を歩いて行く。


ちょっとした笹薮に入った後、
すぐ普通の山道に出るけど、
しばらくすると、とんでもない薮状態となった。
まあそんなに長くはなかったけど。


林道に出てしばらく歩くと、
また薮の中へ潜るようなコースの入り口がある。
道標がなければ分からない感じだよねぇ。


陽射しを受けていると暑いけど、
樹林帯の中は結構涼しくて良い。

涼しい樹林部分はそう長くないけど、
歩き易くて快適というわけでもないので、
あまり未練も残らず・・・ ( ^_^; )


斜面を登って行くと、女岳に到着。
山頂は狭くて通り道って感じ。
少し休めるってところかな。


ついに目の前に涌蓋山の姿が〜♪

左側から登って行くと、
斜面を登っている人がパラパラと見える。
もうたいした距離じゃないねぇ〜

広角での撮影の為、勾配が緩めに見えるけど、
肉眼ではもう少し勾配はキツめに見える。


斜面を登り切ると、涌蓋山の山頂に到着〜♪

女岳を出る時 9:45 頃だったので、
10 時までに着くかなぁと思ったけど、
余裕を持って 10 時前に着いた。


ここまで歩いて来た方面。
中央やや右に発電所の煙が小さく見えている。


今日はお湯を沸かして、梅粥御飯と梅昆布茶。
ストーブを使うには、
やや地面が平坦でないのがネック。


山頂の北東側の方へ行ってみると、
こちらはススキが沢山茂っていて、
あまり解放感は感じられない。


くじゅう連山の展望が良い南東側斜面は
休憩する人が多いよね〜 (^◇^)


山頂に 2 組ほど、
犬と一緒に上がって来た人がいた。

涌蓋山ぐらいの穏やかなコースなら、
確かに犬でも問題無く来れるねぇ。


   涌蓋山 山頂  1500 m

涌蓋山の山頂標識は、随分大きくて立派だねぇ〜
みそこぶし山の標識は小さ過ぎだったのに。 笑

ここからはくじゅうの山並みが良く見えるけど、
最初はどのピークがどの山か分らなかった。
でもよ〜く見ていると判断がつく。


くじゅうの山並みよりずっと左の方に
尖がりが二つ並んだ山が見えたけど、
たぶん由布岳かな・・・

くじゅうの山並みの右奥には阿蘇の山並み。

実際に眺めてみると、
阿蘇とくじゅうは近いんだなぁ〜と感じる。


涌蓋山の山頂はとても広いので、
休憩場所には困らないけど、
日陰が全く無いから、暑い時は大変そう・・・


もうすぐ 11 時半になるのかぁ・・・
1 時間半も居たので、そろそろ下山することに。
女岳まで約 10 分。 降りはやっぱり早そう〜


斜面の途中で女性 3 人組と少しお喋り。

お昼過ぎなのに、これから山頂へ向かって
登ろうという感じの人も結構いるんだねぇ・・・
登山は朝から午前中にかけてがメインなんだけど。

樹林帯の中はやっぱり涼しい〜♪


分岐の手前の平原に出る前の所で、
道標が無くて明らかに間違える箇所有り。

たまたま茂みから人が来たので、
ちょっと行ってみたら、
なんとそちらが朝来た正解の道だった。


疥癬湯方面との分岐がある
鞍部の平原から眺める。

左側が女岳で、右側が涌蓋山。


疥癬湯へ降りるか来た道を戻るか・・・

折角だから疥癬湯側の道を降ってみる
ことにして、緩やかな草原を登って行く。


緩やかに登った辺りから振り返ると、
みそこぶし山との分岐になっている草原が見える。
草原の途中では、団体さんが昼食休憩の最中。


緩い丘を登り切ると放牧の牛止めの柵があり、
年配の夫婦が休憩されていたので、
休憩を兼ねてしばらくお喋り。

疥癬湯側から登られたそうで、
朝露が酷くて大変だったそうだ。
どこも一緒みたいねぇ〜 ( ^_^; )


ここから斜面を降って左側へ進む。
柵の右側はずっと放牧エリアらしく、
遠くに牛の姿が沢山見える。


左へ曲がる所では、目の前に牛が〜〜

牛と言えばパンダのように
白黒のイメージが・・・ 阿蘇は赤牛ね。


左折してすぐの所に駐車場があったけど、
こんな所まで車で来れるんだねぇ〜

しばらくは、呑気で穏やかな草原歩きって感じ。


少し先の所から、だんだん降り勾配になり、
向こうの方に疥癬湯だか筋湯だかの
温泉街と思われる街並みが見えてきた。

見えているから、もう遠くはないだろう・・・


斜面を降る頃から藪漕ぎっぽい状態に突入。

笹で隠れてしまう為、足元があまり
見えないので、ちょっと注意が必要。


ダラダラ斜面を降ると、
やっと道路っぽい道に出て、
その後すぐに樹林帯に入る。

日陰で薮も無く、
なり歩き易くはなったけど舗装道かぁ〜


と思ったら、すぐにまた山道に戻る。
そして堰堤が現れると、すぐ下が有料駐車場だった。


ここの広場の有料駐車場で、
民家の奥だから初めて来たら迷うかもねぇ。

民家の間を抜けてしばらく登ると道路に出た。
交差の感じが似てたので、昨夜車で来た時に
迷った地点かなと思ったけど、違うみたい。


道路をずっと歩いて行くと、道路から逸れた
坂道の下に無料の筋湯温泉駐車場があった。
地面が土のようだったので、
雨の時はちょっと面倒かも・・・


更に歩いて行くと、
どうやらこの辺から温泉街らしい。
温泉街の中は、いかにも温泉街〜って
雰囲気の建物が並んでいる。

今日は着替えが無いので、お風呂は無し。


ちょっと迷いながら歩いて来ると、
また無料駐車場があり、
こちらも筋湯温泉の駐車場みたい。

3 連休の土曜日なのに人が少ないねぇ。
お昼だからなのか元々少ない地域なのか・・・


更にダラダラと舗装道路を登って行くと、
さっきと同じような交差点に出る。

今度は昨夜迷った地点だったので、
ようやく分かる所まで来て安心はしたけど、
自分の車の所までは結構長そう・・・ ( -_-; )


暑い中、舗装道路の登り坂は
なかなかシンドイ感じで、
山歩きよりこっちの方が疲れたかも・・・

駐車場に戻ってみると
まだ空きはあったけど、結構車が一杯。
やっぱりスペースが拡張されていたようだ。

沢山車が置けるのは良いけど、
ここはトイレが見当たらない。
近くにスキー場の駐車場もあるので、
そちらを利用するんだろうか・・・?

帰宅準備をして 13:45 頃に出発。
3 連休で晴天だったせいか、
やまなみハイウェイは普段より車が多かった。
15:15 頃に帰り着いたので結構早かったかな。

由布岳の時に足の親指を痛めていたので、
少し気にしていたけど、
山歩きには問題が無くて良かった〜 ( ^O^ )/