2006/08

北アルプス

上高地散策

春にハイキングに行ったっきり、
とうとう夏の最盛期になってしまった。

7 月末頃と 8 月上旬とで、
予定をどうするか悩んでいたけど、
この夏は 2003 年同様に梅雨明けが
遅れてしまい、もしかして雨のまま
終わるのかと結構ハラハラもの。

7 月の時点では一週間前の
同じ曜日での日程計画だったけど、
梅雨が 7 月中に明けるか
分からず 8 月頭の時期は延期。

しかし 7 月末に梅雨が明け、
結果的に当初の予定日は
晴天続きとなっていた〜

ところが今週になって、突然日本の
南にいた台風が急に進路を北に変え、
本州中央部を縦断する予想進路。

しかもちょうど予定日の木金土・・・
これは温泉ツアーかなと思いきや、
またしても台風が急に進路を東に変え、
前日には日本の東海上に
出て行ってしまった。

お天気的には、
波乱万丈の幕開けって感じねぇ〜

若様に富士山以外の夏山を見せて
あげようと、楽なところで
北アルプスの乗鞍岳に行く予定に
していて、自分も行っていない
3000 m 級ピークの残り 3 つに
乗鞍岳( 3026 m )が入って
いたのでちょうど良かった。

まあ乗鞍岳は 3000 m 級とはいっても
2700 m ぐらいまでバスやタクシーで
上がれるから、登山としては楽だ。

さて、若様も夏山の素晴らしい
景色を拝めるだろうか・・・

2006 - 08 - 10
( 木 )
千葉
首都高速
高井戸
中央道
白骨温泉
2006 - 08 - 11
( 金 )
白骨温泉
沢渡
大正池
上高地
沢渡
2006 - 08 - 12
( 土 )
沢渡
番所大滝
白骨温泉
中央道
新宿
千葉


2006 - 08 - 10 ( 木 )      晴れ

朝起きると、
とんでもない快晴の青空じゃないか〜
本当に台風は過ぎ去って行ったんだねぇ。
よしよし、良いことじゃ。

ネットで首都高速の渋滞状況を見ると、
まあ予想通り真っ赤な部分が多い。

平日の朝なんだから当然といえば当然。
( しかし本当によく混む )

用意が少し遅れて、8 時半頃出発〜〜

コンビニに寄った後、京葉道路に
乗った途端、渋滞にはまる・・・
おいおい、ここからもう渋滞かよ〜
先が思いやられるじゃないか。

船橋料金所を過ぎてようやく流れ出すも、
7 号線の途中でまたしても渋滞。

せめて錦糸町の料金所を
過ぎてからならわかるけど・・・
ん〜渋滞長そうだ。

当然のごとく、箱崎江戸橋も大渋滞−!
あ−社会的損失〜

若様には 10 時 〜 10 時半頃に
下高井戸と言ってあったけど、
完全に無理そうだ。

平日の朝に首都高速を通るのは、
どう考えても損失しか生まないねぇ。

結局、永福 R の先で若様を
拾ったのは、なんと 11 時半頃。

家を出てから、たかが高井戸まで
3 時間じゃないかぁぁ〜〜!!

あ−折角の平日が半分無駄じゃあ〜〜
やっぱり夜中に移動しようよ・・・

この先中央道も何故か渋滞していて、
談合坂まで更に 2 時間もかかってしまう。

なんでお盆の帰省ラッシュでもないのに、
下り線で渋滞するんじゃぁ!

途中でなんと、
会社から電話かかってくるし・・・
たいした話じゃないから良いけどさ。

今日は移動だけだから、
早く宿に入って温泉浸かって
のんびりするつもりだったのに、
なんかこの調子だと、早めに到着
するのも怪しいような気がするが・・・
( おいおい! )

さすがに南アルプスや八ヶ岳が
見えるエリアになる頃には、
ガンガンに空いていた。

松本 IC で降りる頃になると、
ちょっと違和感が出てくる。

普段、松本 IC で降りるのは登山に
行く時だから、だいたい夜中なんだけど、
今日のように昼間の午後、
この辺を走るのは、
登山からの帰りの時だからねぇ。

松本からは 158 号線を走るけど、
この辺は昼間でも空いてるねえ。 笑

程なく沢渡に到着〜〜
懐かしい− 2 年ぶりだぁ〜〜

馴染みの駐車場を横目に見ながら、
初めて走る白骨温泉への道に入って行く。

ちょっと狭めの道を走ると、
どうやら白骨温泉エリアに着いたみたい。

温泉宿エリアの中を少し走って宿に到着。
今日の宿は、白船荘新宅旅館だ。


玄関先から荷物を持ってくれるなんて
ちょっと違和感を感じてしまう。
安宿ばっかり泊まってたってことだね。

館内は豪華で広いし、とても静か。
予約時に満室寸前だったけど、ほんとか?

部屋も綺麗で静かだし、快適〜〜


到着が遅めになったので、
少しだけ休んで、さあ温泉じゃ〜〜

自然の中の露天風呂は良いねぇ〜
かなり久しぶりのような気がする。

途中から貸切状態になったので、
ちょっと写真を撮ってみる。


内湯も人がいなくなったので、
ついでに撮ってみた。

どちらもすこし熱めの湯だけど、
もう少しぬるい方が
自分はゆったり出来るかなぁ・・・

まあでも、空いていて良かった。


食事も結構豪華だ。

量を少なくして
質を高めているのかと思ったら、
意外に後から、まだあるのかと
いうぐらい品が出てくる。

そんなに出てこられても食えんて〜


夜、少し外に出てみる。
下界は暑い盛りだけど、
ここは標高が高いのでとても涼しい。

夏とは思えない爽やかな気候だ。

夜、再び露天風呂に入ると、
空には沢山の星が出ていた。

最近山へ行く機会が少ないので、
とても新鮮だ〜〜〜

夜、明日の予定について再び検討。

乗鞍岳と乗鞍高原散策を検討したら、
少し時間が厳しい感じだったので、
乗鞍を止めて上高地散策に変更。

天気は快晴が見込めそうだけど、
時間的に無理があるのは良くないし、
若様に晴天の上高地を見せてあげるのも
良いだろうという理由ね。

爽やかな気候の夜は、
寝心地が良かったよ〜


2006 - 08 - 11 ( 金 )      快晴

朝目が覚めると、
予想通り若様は朝風呂に
入りに行っているようだ。

あ〜、それにしても
快適で静かな環境が心地良い〜〜♪

やっぱりそれなりにお金出しても、
良いところは良いねぇ。

朝食まで結構時間があるので、
散策に出かけてみる。

外は予想通りの快晴の
素晴らしい青空が広がっていた。

昨日、
写真が撮れなかった
標識の前で
記念写真を撮ると、
どうやらすぐ下の方に、
ちょっとした
散策道があるらしく、
行ってみることにする。


道路の少し降った所から
下の渓谷の方へ道が続く。

しばらく行くとすぐに行き止まりになり、
下の渓流の所へも降りられないが、
緑の木々に囲まれ、木々の隙間から
射し込む朝日が眩しくて、良い森林浴だ。

若様はディジタル一眼で撮影して
いるけど、まだマニュアル露出の
モードではないみたい。

一眼ならやっぱり
マニュアルが良いよぉ〜

朝食の時間が近付いてきたので、
そろそろ宿に戻る。

朝食も相変わらず豪華だねぇ〜
毎日こんな食事をすれば、
きっと健康になれるんだろうなぁ。

食事を済ませると、チェックアウトの
準備をして、宿を後にする。

沢渡まで戻ると、一番便利な
沢渡上の駐車場はやっぱり満杯。

なので予想通り、
一番大きな第二駐車場へと移動。

支度をしてバス停へ行くと、
ちょうど乗客が一杯になって
バスが出るところだ。

でも次のバスがすぐに来るそうで、
ラッキー〜〜〜♪

釜トンネルの工事が昨年完了し、
トンネルが新しくなっていた。
そうだよなぁ〜、昨年は
北アルプスに来なかったからな−

久しぶりの穂高連峰が見えてくると、
大正池前でバスを降り、いよいよ散策〜


今日は快晴なので、
青い空に映える穂高連峰が美しい。
朝の光が綺麗なのも後押ししている。

大正池の緑も美しく、人目を気にせず
図々しく泳いでいるカモも、呑気で宜しい。

少し木道を歩いて、広い川原へ移動。


西側には、活火山の焼岳が美しい。

この写真を眺めていると、もう少し池の
近くまで行って撮れば良かったなと思う。

川原部分が多過ぎるし、
ズボンとかぶっているし〜〜

池の脇で撮れば、池と山の緑に
青い空で色合い的にも
良かったみたいねえ−


林の中をしばらく歩くと、
田代池付近に到着。

8 月のせいか、緑が少し薄い気がする。
6 月下旬や 7 月上旬頃なら、
もっと深い緑が美しいだろうね〜

ここでも、28 mm と 24 mm のレンズの
違いで大きく写真が変わることを伝授。


ここの交差点から少し脇に入った所に、
スポットの一つ、田代池がある。

でも昼の光なので、どうも今ひとつ。
やっぱりここの写真は
朝の光でないと駄目みたいねぇ。

ここは人が絶えないので、
記念写真はタイミングが難しい。


田代池を後にして、木道を進むけど
ちょっと道を間違えて、後戻り〜

田代橋を渡って
上高地温泉ホテルに到着。

ここでは日帰り温泉に入ることが出来る。
腹も減ったのでちょっと休憩〜

隣の建物でソフトクリームを
売っているらしく、行ってみる。

ちょっと離れた所のトイレに
行っている間に、若様はさっさと
ソフトクリームを買っていた。
小腹も減っていたし、たまには
ソフトクリームでも食べてみるかな。

ということで、
買ってしまった
ソフトクリーム。

たしかグレープ味
だったと思う。

一休みの後、
梓川右岸を河童橋へ向かう。


河童橋周辺はやっぱり混んでいる。
しばらく休む場所を探した後、
木陰に座って昼飯。

周辺を歩きながら、
適当に写真を撮ってのんびりする。

久しぶりに歩いたせいか、登山でも
ないのにちょっと疲れてしまった。


河童橋のすぐ先の清水橋の所で
下を見ると沢底が見えるけど、
とても美しくて、沢の底とは
思えないねえ〜 ( 上の写真 )

この辺は本当に水が綺麗よね−
飲むのは控えた方が良いけど。

すぐ先のビジターセンターは、
綺麗な写真が沢山展示してあって
目の保養になる。


河童橋の袂でライブカメラの映像が
定期的に映されるのが分かっているので、
若様が映ろうとせかしてくる。

次の撮影は 12 時、もうすぐなので、
付き合いで一緒に映りに行く。

帰宅してからネットで見てみたら、
映ってなかった。
時間差があるのかな?


河童橋を後にしてバス停に向かう。

いつも梓川沿いのコースを歩いて
バス停へ向かうけどたまには、
林のコースを行ってみよう〜

バス停に着くと、乗るのは次のバス。
でも客は殆ど並んでいなかった。

シャトルバスの中では
ついウトウトしてしまう。

若様にそろそろではと起こされた。


第二駐車場に着くと、いつの間にか
足湯が出来ているじゃないか〜〜

いつ出来たんだと思っていたら
昨年だそうだった。

足湯でゆっくりした後、
宿へ向かうものの、宿の場所を
二人ともよく把握してなくて、
電話してみても繋がらず・・・
随分と良い加減だ。 笑


しかし第二駐車場の出口の所で、
運良く宿の看板を発見。

行こうとしていた方向と
逆じゃないか〜〜

名前はホテル名だったけど、
あまりホテルって感じでもない印象。

自分の印象では、
ペンションと旅館と民宿を足して
3 で割ったような感じ・・・

お風呂はちょっと小さい感じだけど、
食事はまたしても多かった。

お代わり自由っていわれても、
そんなに食べられんちゅ−の。

あ〜〜、またしても涼しくて
快適な夜の訪れだ〜〜〜
とても8月とは思えない、
爽やか過ぎる気候。 あ−幸せ〜♪

若様が携帯型ゲーム機を持っていて、
将棋をやってみてという。
20 回だか 30 回だか挑戦して、
ようやく勝ったそうだ。

でやってみたら、途中確かに
これは負けたかな〜と思ったけど、
終盤あっさり逆転して勝ってしまう。
若様、期待を裏切ってすまん〜 笑


2006 - 08 - 12 ( 土 )    晴れ 後ち 曇り

今日は午前中、温泉に入って帰るだけ。

昔から一度入ってみたいと思っていた、
白骨温泉の泡ノ湯じゃあぁ〜〜

天気は下り坂だけど、
今日の午前中までは晴れる予報だ。

実際外は青い空に太陽も見えているし、
まあ昼まで持てば、後は雨でも結構よ〜

沢渡を後にして、
初日と同じく白骨温泉へと向かう。

泡ノ湯に着くと
外来入浴は 10 時半からで、
まだ 1 時間近くあるじゃないか〜

時間が勿体無いので、乗鞍高原下の
番所大滝まで行ってみることにする。

グネグネのスカイラインを走り、
番所大滝の場所に到着〜〜

こういう自由さがあるのは、
やはりマイカーの強みだ。

バスや電車での旅では、
こういうことは出来ない。

まあガソリン代はかかるけど、
折角なのでこういうチャンスの時に
いろいろ周れたという結果の方が
価値が高いのだ。 私の場合はね〜

急な狭い階段をどんどん降って行くと、
そのうち滝の展望台に到着。

展望台はそう広くないけど、
観光客が少ないから特に問題は無し。


ここでもレンズの 24 mm と
28 mm の差が現れる。

28 mm では若干だけど、
周辺部の余裕が足りない。

やっぱり 24 mm と 28 mm では、
たった 4 mm でもこの違いは大きい。

それと大きいのが、三脚の有無。

柱があったので、そこに付けて
撮ってもだいぶマシにはなるけど、
やはり三脚 ( 今回は一脚として )
の利用が一番ベスト。

一般の人は写真を撮る際に、手持ち撮影
しかしないのが普通だろうけど、
それなりにちゃんとした写真を
撮ろうとすると三脚は必須アイテムで、
慣れてしまうと、無くてはならない
重要な相棒となってしまう。

番所大滝から再びスカイラインを、
泡ノ湯までとんぼ返り。


泡ノ湯の外湯は別の施設だが、
宿の中の露天風呂が今日の目的。
( よく雑誌とかに出ているやつ )

色は確かに乳白色だ。
私はバスクリンかどうかは気にしない。
気分の問題なので・・・

入る時は別だったのに、中は混浴だった。
そうか、だから写真撮影不可だったのか〜

露天風呂に入っている間は、
青空で陽射しもあったのに、
着替えて外に出たら、
すっかり一面の曇り空で、いつ雨が
降ってきてもおかしくない空模様だ。

白骨温泉を後にして、158 号線を
走っているとやはり雨が降ってきた。

現地で観光の間だけは、
しっかり晴れてくれて
最高のお天気だったねぇ〜

折角だから、安曇野まで足を伸ばして
蕎麦を食べに行くことにする。

これまた自由度の高い、
マイカーの利点を活かした旅の手法だ。

安曇野ではまだ小雨がパラついていたが、
中央道に乗ると雨も上がり、
空いている快適な高速走行だ。

SA のガソリンスタンドは、
相変わらず長蛇の列。
原油高はまだ続きそうだから、
しばらくこの現象、続くんだろうねぇ。

でも 1 Lで 5 円違って 50 L 入れた
ところで、所詮 250 円の差しかない。

それで 30 分時間をロスするとしたら、
時給 500 円のバイト並みじゃないか。
自分の時給を考えたら、
並ぶ時間の方がよっぽど勿体無い。

お金はやり方次第で
いくらでも増やせるけど、
自分の人生の残り時間は
減る一方で増えることは無いから、
どっちが価値が高いかは明白では・・・

東京都に入る頃には陽射しも
出てきて、青空が戻っていた。

新宿で若様を降ろし、
そのまま一般道を走って、
錦糸町Rより首都高速で帰宅。

苗場の SKI 以来、
超久しぶりの遠出の旅行だったけど、
お天気に恵まれて、とっても Good 。

しかし今年は登山にちゃんと
行けるのだろうか・・・ ちょっと心配。