2005／01

丹沢

青ヶ岳山荘

ヘタレ 正月隊、　現実逃避ツアー！！

本当にヘタレ隊の活動が
始まってしまった。

先週のクリスマスの時に
青ヶ岳山荘へ来て、
正月も来ま〜す！なんて
言っていたのが、
現実になってしまった。

2005 年はいきなり正月から
それなりの山歩きになってしまう。

最近の正月はあまり低山も行かず、
行ったとしてもほんとに軽い
日帰りのハイキングだけ
だったからちょっと新鮮な感じ。

2 週続きで同じ所へ出掛けたけど、
年末に首都圏に降った雪のせいで
先週のクリスマスの時とは
大違いの山歩きになってしまう。

しかし天候に恵まれて、
良い山歩きが出来て良かった。

今回は先週の顔ぶれから
日の丸隊長が外れた。

我がヘタレ隊日の丸党
党首でありながら
他の党の集まりに浮気するという、
我が党始まって以来の
前代未聞の不祥事である！！

始まって以来って、
まだ一週間じゃねーか・・・

いや、一週間しか経っていないのに
もう不祥事である。　笑

ともあれ今回は、党首抜きの
隊員だけで実行することになった。

なんちゃって隊員は暮れから元日まで、
帰省というもっともらしい名目を
振りかざし、福岡駐屯地（？）へ
実逃避していたらしいけど、
ちゃんと元日の夜に戻ってきたらしい。

先週出掛けた時は、差し入れを
何も持って行かなかった為、
今回は暮れのうちに日本酒の
一升瓶を用意しておいた。

青ヶ岳山荘では、日本酒とワインが
すぐに無くなるという話。

喜んで飲んで貰えると良いけど、
どうだろうか・・・

夜、天気予報を見ていると、
今夜から明日の朝にかけては
放射冷却でこの冬一番の冷え込みに
なる見込み、と言っている。

いや〜 とても寒そうだ・・・

丹沢の山々はきっと雪が
あるだろうから、今回は
アイゼンが出動するだろう。

明日の朝も寝坊しないように
無事起きられますよ−にと
祈りつつ、布団に入った。

2005 - 01 - 02 （ 日 ）	箒沢公園橋 石棚山 檜洞丸 青ヶ岳山荘
2005 - 01 - 03 （ 月 ）	青ヶ岳山荘 檜洞丸 ゴーラ沢出合い 西丹沢自然教室

2005 - 01 - 02　（ 日 ）　　　　　　晴れ

集合は先週と同じであるが、
前回より少し早く自宅を出る。

登山用の食料を買っていなかった為、
今日の朝飯も一緒に
購入しなくてはならないから。

朝、外に出ると、
東の空がものすごく美しい!!

グラデーションがとても綺麗で、
一枚写真を撮りたかったけど、
時間がギリギリだったので
撮らずに出掛ける。

駅までの途中、ふと足元を見ると、
水溜りが凍りついている。

きっと山は雪が
沢山あるんだろうなぁ・・・

凍結していたら嫌だなぁ と、
頭に浮かぶ。

電車はこの前よりは空いている。
正月だから皆ゆっくりなのだろう。

新宿へ向かう電車の中で、
不祥事を起こした
日の丸隊長からメールが届く。

堂々と集合時間に
遅刻しているそうだ。

他の党でも規律を
破っているらしい。　笑

新宿で小田急線の
電光掲示板を見ると、
1 本前の電車で行けそうだ。

新松田止まりの車両を確認して、
1 本前の電車へ乗り込む。

車窓から見る外の空は、
雲ひとつ無い綺麗な空をしていた。

途中、窓の外を見ると、
あっちこっちに雪が
残っている光景を見かける。

こんな所にも雪が残って
いるのだから、山の方は
一体どうなっているのか・・・

新松田駅で電車を降りて
改札へ向かっていると、
なんちゃって隊員がいた。

改札を出てバスのチケットを
買いに行くと、09:35 発のバスは
今日は無いと言われ、ガ〜ン・・・

休日ダイヤはインターネットで
確認していたけど、正月ダイヤと
いうのは知らなかった。

しかし 1 時間遅らせてバスで
行くのもちょっとまずいだろうと
いうことでタクシーを検討する。

なんちゃって隊員は
5000 円ぐらいで行くのではと
言うけど、そうかぁ〜？

タクシーの料金なんてものは、
自分の見積りより余計に
掛かることが殆どな気がするけど。

自分の頭に 7000 〜 8000 円ぐらい
いきそうな・・・　と浮かんだけど、
だからといって 1 時間待つと
遅くなるので、結局乗ることに。

タクシー乗り場で、
西丹沢へ行きたいと言うと、
思いっきり嫌な顔をされてしまう。

どうやら中川から先の道路は
凍結している可能性が大らしい。

タクシーはノーマルタイヤ
だったから、まあ嫌がるのは
分からないではないけれど、
露骨に顔でものを言わず、
普通に凍結していて
行けないかもしれないですよ、と
言えば良いではないか。

客商売なんだからさ−
別に高圧的に無理な要求を
吹っかけたわけじゃないのに。

途中、向こうの方に、
綺麗に雪を纏った富士山が見える。

今日は綺麗に見えそうだ〜

中川から先が駄目なら
最悪は歩くしかないかね〜、
なんて検討はしていたけど、
実際には結構除雪がしてあり、
たまに日陰で残っている所も
あったけど、問題無く箒沢に到着。

タクシーの運ちゃんは無事走れる
ことにちょっと安心したのか、
途中からは態度が
柔らかくなっていた。 笑

小田急線に乗っている時も
途中でちょくちょく雪が見られたけど、
タクシーから見える景色にも、
かなり雪を見ることが出来る。

やはり沢山雪が降ったんだね〜

箒沢公園橋でタクシーを降りると、
やはり前に来た時とは随分景観が違う。

既に橋の上からザクザクの
雪歩きが始まりそう。

秋に涸沢でちょっと雪が積もったけど、
雪上歩行という程では無かったので、
ちゃんとした雪上歩行は、たぶん
2003 年 05 月の涸沢以来かな・・・

準備を済ませると、
橋を渡って歩き始める。

時間は 10:15 。

別におかしい時刻ではないんだけど、
後で大変なことになるとは、
この時は全く思っていなかった。

板小屋沢に沿って歩き始めると、
思わぬ雪景色に、
二人して早速写真撮影が始まる。

三脚は出してないけど雪が相手なので、
露出を 2 段程プラス補正しても、
手持ちで撮影出来るシャッター速度。

堰堤を越えた上部で開けた
場所があったので記念撮影。

なんちゃって隊員の一眼レフは
私の一眼レフの弟機にあたる
機種だけど、とっても軽い！

縦位置グリップを
着けている差があるとはいえ、
あんなに重さが違うものか？

なんちゃって隊員の撮影モードは、
Ｐ（ プログラム＝フルオート ）だ。

ん〜〜、ちょっと懐かしい。

私も使い始めの頃は
マニュアルモードがよく分からずに
フルオートを使っていたけど、
露出設定を理解してマニュアル
モードを使い出してからは、
もうそれしか使えない。

自分としてはこんなに明るい
雪景色等の撮影で、カメラ任せは
かなりまずいと思うけど、
あまり他人のことに干渉しては
いけないので、言われた通り
シャッターだけを押す。

これを果たして親切と
いうのかどうかは疑問だけど。

普段写真を撮っている者としては、
晴天下の雪面でプラス補正を
せずにシャッターを切ると、
写真が露出不足になって
しまうことを知っているから、
ちゃんと補正をしてあげなくては
という親切心と、自分のではない
のだから本人の希望をきちんと優先
しなくてはいけないという道徳心との
狭間で、私のデリケートな心は
揺れるのだった。

沢から少し離れて上部の林の方へ
進むと、路面には雪があるものの
木々の方は緑もあって、春の新緑の
ような感じがしなくもない。

葉が枯れ落ちた林の間から
見える空はとても青くて、
先週同様空が青い! と言ってしまう。

見方を少し変えると、
正月ではなくて春の芽吹きの頃の
景観のようにも見える光景だ。
（ この画像はちょっと暗いねぇ ）

Web ページ作成時、ヤマケイ JOY
3 月号の表紙もどきにでもするかと
くだらんことを喋りつつ、
あっちこっちの風景を見ながら
非常にゆっくり呑気に登って行く。

たまに振り返ると
富士山の姿は綺麗に見えるけどが、
手前の林がいつも邪魔していて、
写真を撮るような絵になっていない。

そのうち開けるのかなと思って登るも、
全然その気配は無いようだ。

途中で日の丸隊長と電話が繋がるが、
自分のでは通信状態が不安定なので、
なんちゃって隊員のドコモで
再通信を試みると、
今度は音声がクリアだった。

なんちゃって隊員が日の丸隊長に
ヘタレ正月作戦の進行状況を
報告すると、日の丸隊長の方は、
陣馬山の山頂でもう昼食も済ませて
降りるところのようだった。

そんな時間かなと思って
時計を見ると、既に 12 時半だ。

自分としては、
まだ 11 時半ぐらいかなと
いう感じでしかなかったけど・・・

この時既にペースが
結構遅れていたんだけど、
我らヘタレ隊はそんなことなど
すっかり頭から消えてしまっていた。

そんなことって・・・
山では大事だろ〜〜

更に登って行くと、
両側の笹に雪が被さっていて、
登山道を塞ぐ恰好になっている箇所が
ちょこちょこ出てくるけど、これが
結構通過するのに苦労させられる。

勢いで通ると、笹の上の雪が
ドサッと落ちてきて、一眼レフが
雪まみれになったりするし・・・

前回の日の丸隊長の
水没アトラクションではないけど、
精密機械だけはやめてくれって感じ。

そうこう言いながらも、
青い空に白い雪の撮影をしながら、
マッタリ登りは続く。

本当に不思議なことだけど、
時間のことを全く考えていなかった。

それだけ撮影が充実していたって
ことかもしれないけど・・・

我らヘタレ隊が現在置かれている
マズい立場に気付かされたのは、
しばらく先の急な斜面を
登っている途中だった。

これだけの雪景色になったせいか、
こちらの石棚山コースを歩く人は全く
いなかったけど、ここに来て初めて
上から降りてくる人と出会った。

上の方はどうですかという
話をすると、結構ラッセルに
近い状態でかなり大変らしい。

檜洞丸山頂が正午で、
今ここが 14 時過ぎなんだけど
結構大変ですよ〜 という話。

我らヘタレ隊は、ここで初めて
時間という大事な要素を忘れて
いたことに気付かされる。

別れた後、再び急斜面を登り出すと、
急に会話が無くなってしまう。

既に時間は 14:10 頃で、
時間が押していることが
頭に広がってきたからだ。

今まで心を和ませ
楽しませていた濃い青空が、
急にとても恐ろしい存在に
変わったらどうしよう・・・

そういう不安が、
頭の中にチラチラと現れ始める。

こんなに綺麗で美しい雪だが、
暗くなってしまうととんでもない
怖い存在に化けてしまう。
私は冬山やらないので特にそうだ。

しばらく進んだ所でちょっと休み、
なんちゃって隊員が地図を広げる。

な〜んとまだヤブ沢ノ頭で、
しかも時刻は既に 14 時半じゃないか。

この時間で、まだ行程の 3 分の 1 ・・・
ヤバ〜イ、ちょっとゆったりし過ぎた。

なんせ地図のタイムで
2 時間弱のところを
4 時間以上掛かっていたのだ。

この時、地図上での檜洞丸までが
どんなに長く思えたことか・・・
（ 笑い事じゃない！ ）

ここからはやや急ぎ足で
先へ歩いて行く。

左手向こうに目標の檜洞丸で
あろう山が見えてはいるけど、
その手前にまず石棚山があり、
そこまでも結構アップダウンがある。

しかも雪だし・・・

傾斜が緩い場所は良いけど、
やはり急な角度の登りでは
足場の確保に手間取るので、
時間が掛かってしまう。

ただ幸いなのは、
石棚山を過ぎてからはわりと時間の
掛かる面倒な箇所は少なく、
傾斜もそう大きな変化はあまり
無くなってくるということだ。

この辺からは登山道も整備が
行き届いており、木柱やロープで
綺麗に道が作ってある所なので
あまり大変ではないけれど、
あとはペースを上げて
歩けるかどうか。

それにしても
なんちゃって隊員は結構早い。

いつの間にか随分先に行っている。

う〜ん、やっぱり脚を伸ばした
三脚と一眼レフのセットを、
ずっと片手で担いで歩くのは
ちょっと労力を要するねぇ・・・

今日は急いでいるから
そう感じるのかな〜

ようやくテシロノ頭まで来ると、
やっと先が見えてきた感じがする。

ツツジ新道との合流から檜洞丸までの
距離はたいしたことはなく、
それと同じぐらい歩けば、
ツツジ新道との合流に着くからね。

しばらく歩いていると、
左側が綺麗に開けている場所があり、
南アルプス方面が綺麗に
見えたので写真を撮る。

今日はあまり開けた場所が
なかったからね〜

先が見え、安心して歩いていた
わりには、ユーシンへの分岐に
着いたのは結構遅かった。

随分遠く感じたけど、
やはり雪道でちょっと
疲れていたからだろう。

ユーシンへの分岐を過ぎ、
更に先を急ぐ。

ツツジ新道との合流の
手前の階段辺りになると、
流石にちょっと呼吸が
激しくなってしまう。

合流に到着すると、ちょっと一休み。

かなり陽が傾いてきていて、
上空にはちょっと怪しげな雲が
どんどん流れて来ている。

な〜んかあまり良い感じでは
ないような雰囲気・・・

しかし林の隙間から見える
鍋割山方面の山々は、
うっすらとピンク色に
染まっていてちょっと綺麗。

ここから先は木道の平坦な道が続き、
最後に１箇所登りがあるだけなので、
精神的に随分楽になった。

それにしても、
1 週間前は全く雪が無くて
地面が見えていたのに、今は雪が
木道のすぐ下まで積もっていて、
逆に全く地面が見えない。

この辺りまで来ると
手先がちょっと痺れだし始めた。

インナー及びアウターグローブを
持ってはいたけど、
ずっと軍手で足りていたので
そのままだったのだ。

さすがに夕方になると冷たい・・・

檜洞丸山頂直下の、
最後の登りを息を切らせて登る。

先週はこの辺から木々の上部に
霧氷があったけど、今日は全く無い。

北側の空は
今でも青い空をしているので、
霧氷があれば綺麗だっただろう。

　　　檜洞丸山頂　　1601 ｍ

最後の登りを登り切り、
ようやく山頂に到着する。

すると、小屋泊まりの
お客さんであろう人たちが数人、
西側斜面の方へ向かっている。

きっと富士山方面の
日の入りを見に行くのだろう。

こっちは寒くてしょうがな−い、と
思っていると、なんちゃって隊員が、
富士山を見に行こうなどと、
またしても吉良邸討ち入りの
ようなことを言う。

えええ〜〜〜！　と思ったけど、
すぐそこまでなら良いかと思って
ちょっと西側の方へ移動したら
すぐにガスが掛かってきて
駄目そうな雰囲気になってしまう。

なんちゃって隊員には申し訳
ないけど、これ幸いとさっさと
引き返して小屋に向かう。

山頂から駆け降りると
小屋はもう目の前。

早く行こうとしている
わけではないけど、
降りで足が勝手に走り出す。

小屋の玄関前にようやく到着し、
時間を見ると 16:34 。

とりあえず暗くなる前に
無事着いて良かった良かった。

小屋に入ると先ずは受け付け。

ちょっと遅かったせいか、
予約の有無を聞かれる。

なんちゃって隊員が、クリスマスの時に
正月の予約をした旨を伝えるものの、
どうも把握されてなかったらしい。

既に布団も敷いてあったようだし、
どうやら来ないと思われていたようだ。
やっぱり 16 時半は遅いよねぇ・・・
すみません！

荷物を降ろして一段落したけど、
コタツが空いてないので
暖炉の前のカウンターに座る。

あそこって、暖炉の前の
カウンターという表現は
果たして適切なのだろうか・・・

ちょっと寒いけど、
遅かったのだからまあ仕方がない。

さてこれからどうしようかな・・・ と
考えていると、なんちゃって隊員が
持参のおつまみ類を公開し始めている。

現実逃避の最中に福岡駐屯地（？）で
現地調達してきた品々だそうだ。

明太子だの河豚だの、
色々取り出している。

そのうち私にも、日本酒出しなさい、と
業務命令が下ったのでお酒を取りに行く。

一升瓶の日本酒を持ってきて
西さんに上納すると、
喜んでもらえたようで良かった。

私のマグカップには、
どうしようか迷っている間に
先に貰った別の日本酒が入っている。

その後、熱燗があることが
分かってしまった。
（ 惜しい！ ）

そのうちカウンターにあれこれと
おつまみが並ぶので、頂くことにする。

その前からの
食べ残しのつまみもあったけど、
全然関係なく頂いてしまう。

カウンター周りにはとみたさんと
ヨネさんがいらしたが、とみたさんは
何故かソフトドリンクばかりみたい。

見た目的にはどう見ても
お酒って感じだけど。　笑

ふと正面の時計を見ると 17:10 。

窓の方に目をやると、
もう窓は深い青紫色になっている。

本当に明るいうちに
着いて良かったな〜と、
しみじみと感じてしまうのだった。

なんちゃって隊員が持ち込んだ
つまみ類は、コタツ横の
移動式囲炉裏で火あぶり大会の
恰好の標的となっているようだ。

そっちに行っても良かったけど、
なんせ寒いので
カウンターから動かなかった。

カウンター前では薪を燃やして
お湯を沸かしているので、
脚の方は暖かい。

本日お誕生日の
お姉さんがいらしたようで
そのうちコタツの方からケーキが
回ってきた。（ 食べなかったけど ）

おめでとうございま〜〜す！
きっと日の丸隊長がいたら、
他人の分まで食べていたことだろう。

しばらくの間、カウンターで
熱燗や冷を交互に飲んでいたけど、
そのうち移動式囲炉裏の方へ移動して
火あぶり大会に参加することになった。

前回クリスマスの時に、ランプの
明かりの下で手持ち撮影をして
ブレ写真が多かったので、今回は一応
三脚も一緒にこちらに持ってきておく。

なんちゃって隊員が、
外の夜景が綺麗だから見なさいと言う。

寒くてそれどころではなかったから
ずっと拒否していたけど、
そのうちちょっとだけ見て
来ようと思って外に出てみると、
蛭ヶ岳の左側に
綺麗な夜景が広がっていた。

上空に煌めいている星も
ちょっと大きく見える。

空気が澄んでいて
輝きが増して見えたからだろう。

しかし自分としては
寒さの問題で頭が一杯だった為、
撮影意欲はシステムダウンしたまま
復旧の目処はたっていない。

小屋の明かりがちょっと綺麗だったので、
それだけ撮ってさっさと小屋の中へ戻る。

小屋の中では相変わらず
つまみの火あぶり大会が
行われているけど、炭にあまり
火が点かないようなので、
西さんが秘密兵器と言いながら
バーナーを持ってきて
ゴーッと強烈に火を点けている。

しかしなかなか
火が定着しないみたい。

お誕生日のお姉さんも
火吹きを手伝ってくれたけど、
やはり炭に火が点かずに
なかなか苦労するのだった。

それにしても寒い。

周りの人達はあまり寒く
なさそうに見えるけど、
寒くないのかな？

う〜〜〜ん、一向にコタツが
空く様子はなさそうねぇ・・・

目の前では炭焼きが行われているけど、
火力が弱いのではと思えるぐらい
火が小さいような気がする。

たまに西さんが筒で
風を送っているみたいだけど、
やはり小さいぞ。

私も後で交代して、
筒係をやってあげた。

そのうち鍋の用意が整い、
本来の夕食となった。

折角の鍋だったけど、何となく
お腹が重たい気がしていて、
沢山は食べることが出来なかった。

その後御飯がやって来て
雑炊になり、頂いてみるけど
やはり寒さは解消しない。

火あぶりの具は、
鰯や獅子唐なども混じり、
栄養は豊富に摂れそう。

体の弱い私には、
結構有難い食べ物だねぇ。

しばらくここに居たけど、
どうにも寒いのでカウンターへ
移動し、暖炉にへばり付く。

日本酒が結構入って
いるのに体は寒いので、
少し悪酔いっぽい感もある。

結局、コタツが空く様子もないので、
とうとう寝ることにしてしまった。

二階に上がると、
この前と違って寝床はガラガラ。

手前に一人、一番奥に一人・・・

二人しかいないじゃないか。

といっても選びたい放題を
喜ぶ程の内容じゃないけど。

前回の失敗を教訓にして、
今日はポケットの小物を
全部出してから布団に潜る。

この前ほどアルコールを摂取して
いるわけでは無かったので、
前回ほどの気持ち悪さは無く、
寝る時はわりと普通に
寝ることが出来た。

2005 - 01 - 03　（ 月 ）　　　　　　快晴

目が覚めると、
どうやら朝が近い様子。

何時だろうと思ったけど、
先週腕時計を壊したことを思い出し、
今している腕時計ではライトが無くて
時間を見ることが出来ない為、
まあ良いかと再びウダウダ・・・

いい加減明るくなって布団から
出てみると、周囲の人は
だいぶ起きた後だった。

まだ寝ている人は数人しかいなくて、
たぶん皆さん朝日でも見に
外へ行ったのだろう。

下に降りてみると、
相変わらずコタツは賑わっている。

ちょっと外に出てみると、
やっぱ寒〜〜〜い！

しかし空には雲が無く、
本物の快晴の空だ。

先週と違って周囲は一面の
銀世界になっている為、
空の青さと雪の白さが美しい。

これはちょっと写真を
撮っておくかな〜 と思って、
小屋へ入ってカメラの準備〜〜

カメラを抱えて再び外に出ると、
搭ノ岳の向こうがもうすぐ
白み始めようとしている。

小屋の前の雪面が朝日を浴びて、
赤く染まっているのがちょっと綺麗。

日の出に向けて斜面を少し登り、
いつもの所でレンズを向けて
シャッターを切る。

確か先週は太陽の周りに光の輪が
出来てなかったと思ったけど、
今日は綺麗に輪が出来ている。

だから何ということもないけど・・・

一通り写真を撮って
小屋の前をうろついていると、
富士山を見に行っていたであろう
人達がぞろぞろと戻って来る。

富士山はとっても綺麗だったそうだ。

まあそうだろうねぇ、
この空ならきっと今日は富士山に
雲は掛かっていないだろうし。

富士山を見に行かないのですか？ と
言われるけど、何といっても寒いよ！！

ここでこれだけ寒いのに、
西側斜面なんぞへ行ったら、
もっと寒いじゃないか。

綺麗な朝の富士山は以前も撮ったし、
どうしても今日撮らなくては
いけない理由が無かったので、
とてもそんな気にはならなかった。

小屋に戻ってカウンター席に
座って脚を暖める。

コタツ席の人達は
そろそろ朝食の時間のようだ。

しばらくお茶等を
飲んだりして時間を潰す。

小屋番さんに、
ここで食事するか尋ねられるけど、
コタツの方が良いので、
後で空いたらコタツに移動する〜 と、
なんちゃって隊員が答えて
再びコタツ待ちの時が過ぎる。

コタツ席の人達は
どうやらもう朝食を終えているようで
得意のマッタリモードに突入しているらしく、
いつまで経ってもコタツ席が空かない。

一体いつになったら
コタツが空くのだろう・・・
（ 昨日と同じじゃないか ）

そのうち察したのか、小屋番さんから、
朝食まだの方がいるのでコタツを
空けてくださ〜い と、天の声が響く。

同レベルの人にものを言い難い時に
上の人間を利用するのは、
ビジネスと同じようね〜　笑

昨日小屋に到着してから
16 時間近く経って、
ようやく初めてコタツに入れた。

な〜〜んか、
どっかの国の政治や行政みたいに
動きの遅い出来事みたいだ。

マッタリと朝食を食べながら、
今日はツツジ新道を降りるだけ
だから楽で良いな〜 等と考える。

食べ終わった後も、しばらく
コタツでボーッとしてしまうけど、
これはいつものこと。

そのうち早い人はポツポツと
出掛ける人が出てきた。

昨日誕生日だったお姉さんは、
今日は蛭ヶ岳〜搭ノ岳〜大倉だそうだ。

こんなに雪があるのに凄いねぇ。
ヘタレ隊にはとても考えられん・・・

しばらくゆっくりしていたけど、
まだ出掛ける雰囲気でもなかったので、
富士山を見に行って来ようかなと思って
カメラを持って小屋を出る。

モルゲンロートも悪くはないけど、
富士山には青空の方が似合うと思うので
陽も高くなったことだし、
そろそろ富士山も白と青の競演を
やっている頃だろうと思ったしね。

斜面を登りながら上を見ると、
とても空が青い。

先週来た時も、空が青いねぇ〜 と
散々言っていたけど、
今日の方がずっと青い。

肉眼で見ているのに、
まるで PL フィルターを着けてみたい。

山頂も一面の銀世界でなかなか美しい。

昨日の夕方通った時は
既にガスで靄った感じだったし、
寒さでそれどころではなかったけど、
改めて眺めて見ると、結構綺麗な景観。

西側の斜面を降りて行くと、
西側の山々の景色が一気に広がる。

登山道の木の階段も、
殆どが雪に埋もれている。

いや〜、こんな雪の状態でここの
降りなんか降りたくないなぁ〜、と
いうのが正直な感想。

富士山は綺麗にその姿を見せていた。

先週のように頭に雲が纏わりついて
いるようなこともなく、すっきりした
青い空の下、その姿を披露している。

しかし暖冬の影響か、
本来の今の時期の積雪量から
すると少ないみたいねぇ。

富士山はやはり
青い空と白い雪がよく似合う。

だけど、何で南側だけあんなに
雪が沢山残っているのかね〜？

北側の方が雪が融けない
ような気もするけど・・・

風が吹くとかなり寒いので
長くは居られず、数枚撮影すると、
さっさと小屋へ戻り始める。

西側斜面を登っていると、
結構雪面が綺麗に見えたので、
しばらく留まって撮ってみる。

雪面に逆光が諸に当たって
いる部分は、かなり眩しい。

山頂付近も人がいなくて、
とても静か。

ここもあまり撮ってなかったので
少し撮っておこう。

小屋へ降る途中で、
殆ど木々で隠れている蛭ヶ岳が
見える場所を見つけた。

望遠ズームではないので、
大きくは撮れないけど、記念に撮る。

そう、何でも記念なのよ。

要らなければ後で捨てれば良いけど、
撮らずにいて後で欲しいと思っても
復元は出来ないからね。

ならディジカメの方が良いのでは？ と
言われそうだけど、どうもまだ・・・

小屋の前まで来てふと見ると、
軒先にツララが垂れている。

あ〜、やっぱり
かなり寒かったんだねえ。

でも小屋番さんに言わせると、
まだ暖かかった方らしい・・・
（ でも、そうかもね ）

コタツに戻って、富士山を撮って
きたと言うと、本当は日の出の時に
撮りたかったのに行けなかったから、
今行って来たのだろうと
言われてしまう・・・

本当に行きたかったら、
行ってるっちゅ−ねん！！

自分の好みからすると、
富士山には暖色系の光より
寒色系の方が好きなんだよねぇ。

と言っても、どうしても
信用しないらしい。
別に良いけどさぁ〜

そうこうしているうちに、
時刻はもうすぐ 10 時になる頃。

やっぱりこの小屋は
マッタリが売りだねえ！　笑

おまけにコタツでは、
朝から日本酒パックを開封して
飲んでいる人もいるし・・・

またダラダラして、
今日も泊まろうかなぁ〜 って
言ってた人もいた。

確かヨネさんだよね−？
きっと泊まったんだと思うけど。

皆して、早朝の富士山を
見に行かなかった私を
おちょくったのに、ヨネさんだけは
富士山は青い空の方が綺麗だよね〜と、
共感してくれた。　　だよね−！

いつの間にか、帰りは西丹沢から
とみたさん夫婦の車で送って
もらえることになっていた。

そろそろ出るかということで
準備をして外に出ていると、
ふいに雪の上に PL フィルタが落ちた。

たまたま見ていたから良かったけど、
雪の上じゃ音がしないから見て
なかったら気付かなかったよ。

危ない危ない、高価なのに。

でもそうか、何となくさっきから
ファインダーを覗くとどうも
曇ったようなことが多かったのは、
ＰＬが外れかけていたからなのかねぇ。

しかし PL フィルタがレンズから
外れるなんて普通はないと思うけど。

グローブで回していたから、
たぶん偏光のリングのつもりで
接続の方のリングを
回してしまっていたんだろうね。

でも PL フィルタを落としたことに
気付かなかったとしても、
おそらくレンズを覗いた時に、
効果が現れないから
気付くような気はするけど・・・

しかしどこで落としたかを
探すのが大変だねぇ〜
・・・やっぱり大変だ。

そんなことを喋っているうちに
小屋の中からとみたさん夫妻が出て
来られたので、折角だからということで
小屋の前で記念写真を撮ることに。

５人ぐらいかな〜 と思ってたら、
見送りを兼ねているのか、
中からコタツ席マッタリチームが
ぞろぞろ登場する。

珍しく、大所帯の記念写真になった。

小屋前で挨拶をして、とみたさん
夫妻と一緒に 4 人で登り始める。

たまに振り返ると、いつものように
やっぱりお見送りをしてくれていた。

今回はちゃんと写真を撮ったよ〜

山頂へ着くと、なんちゃって隊員が
富士山を見て来るというので
私達はしばらくそこにいたけど、
帰り道の方にも富士山が綺麗に
見える場所があるということで
3 人はそっちへ移動する。

そっちでちょっと撮っていると、
戻った奥さんがなんちゃって隊員と
一緒に戻って来たので、再び４人で、
雪の木道をツツジ新道へと向かう。

しかしこの付近からファインダーを
覗くと、どうも曇っていることが
多くなってしまう。

どうも PL フィルタを一度外すと
曇りは取れるようだけど、
グローブしている手でいちいち
PL フィルタの脱着なんか
やってられんじゃないか。

面倒なのでしばらくそのまま
撮っていたけど、そのうち
あまりにも白く霞んでくるので、
仕方なく素手で脱着を行う。
面倒だし手が冷たいっちゅ−ねん！

木道を歩いていると、
何となく尾瀬のような感じする。

平坦で楽なんだけど、
何となく滑りそうな気がして
ちょっと気が抜けない。

分岐を過ぎると、
どんどん木の階段の降りが続く。

三脚を担いでいても、もうそんなに
撮るものがあるわけではないけど、
急に撮るものが出た時に困るし、
重いとはいえ降りでは
ロングストックの代わりになるので、
結構役に立つシーンもよくある。

むしろ、邪魔なのはザックに
付けているストックの方。

木の枝の下を潜る時等は
引っかかり易いので、
神経の浪費に繋がってしまう。

普段使うわけではないけど、
一応足をおかしくした時の
保険として常備している。

展望園地まで降りて来ると、
ちょっと休憩タイムとなった。

休憩時間に
刺激的な高い山の話が出る。

良いなぁ・・・　北アルプス。
昨年は全然行けなかった〜
ブツブツブツ・・・

朝のうちは富士山が
とても綺麗に見えていたけど、
だんだん昼が近付くにつれて
雲が掛かり始めていて
いかにも天気は下り坂に
向かっているという雰囲気。

天気予報でも明日は雨といってたけど、
どうやらそんな雰囲気たっぷりな感じ。

15 分程休んで、
展望園地を後にして降り始める。

結構降りると雪もだいぶ少なく
なってくるのかなと思っていたら、
意外にずっと雪は沢山残っていた。

途中ですれ違ったパーティーに、
良い写真撮れましたか〜？ と
尋ねられる。

三脚を伸ばして歩いていると、
まあよくあること。

朝はとても素晴らしかった話を、
すると、怪しい感じの空を見て、
その人はちょっと残念そうだ。

まあ天気ばかりは仕方がない。

自然を変えることは出来ないので、
どうしても晴天下で歩きたければ、
人間側で日程を調整するしかない。

日程を調整するかしないかは、
あくまで人間の
勝手な都合なわけだから
自然には関係ないしね〜

こういうシーンに遭遇すると、
本当に良い天気の時に
山に来たなぁと実感させられる。

2005 年の一発目は
結構当たりの山だったってことね〜

でも天気が良いから
来たわけではないから、
偶然良かっただけってこと。

天候による日程調整能力、
全然関係無いじゃん。　笑

途中、道標が立っている所で
ちょっと休憩。

下に林道が見えるけど、
小屋番さん達はここから荷物を
担いで歩荷してくるんだね〜

それでも物資を
担いでだから、大変だ。

酒ぐらいは自分で
持って来んとあかんね。

どんどん降りて、ようやく左側に
沢の音が大きくなってくると、
見覚えのある鎖場だ。

確かゴーラ沢のすぐ上に
あった鎖場だから、
ゴーラ沢はすぐ下の筈。

降りると、
確かにすぐにゴーラ沢に出た。

この辺りも雪で結構埋まっている。

先週はここで昼食だったのに、
その面影は全然無しって感じ。

沢が流れている所だけは雪が無く、
先週と同じように水が流れている。

少し小腹は減っているような
気がしたので、少し何か口に
入れたかったけど、特に休むような
気配もなく先に進むようなので、
そのままゴーラ沢を通過する。

しかし登山口側から振り返って眺めると、
ゴーラ沢の雪はやや少なめに見えた。

ゴーラ沢から下はあまり雪も
無いのかなと思っていたら、
これがまた結構残っている。

思ったよりだいぶ下の方に降りて来て、
ようやく普通の土の地面が
そこそこ見えてくるようになった。

しかし騙された。

もう雪は無いだろうと思ったら、
その先からまた雪道じゃないか〜！

結局ツツジ新道の入り口
（ 道路の所 ） まで
ずっと雪道だった。

やっぱり下の方まで
随分と積もったんだね〜

アスファルト道路を歩いていると、
この辺の人らしき兄ちゃんが来て、
すれ違いざまに上の方の雪は
どうでした？ と少し雑談。

今はだいぶ融けてこの程度だけど、
下のこの付近も結構積もり
ましたよ、という話だった。

西丹沢自然教室からは、とみた夫妻の
四駆で駅まで送ってもらう。

途中で雨になった時には、
えっ−と思ったけど、駅に着く
頃には心配無い天候に戻っていた。

とみたさんの旦那さんは、来週も
ハマグリ持って青ヶ岳山荘だそうだ。

また楽しんでくださいませ〜

既に 14 時を回っていたけど、
昼食がまだだったので
昼を食べようと思ったけど、
辺りを見回してもパッとしないので
小田急線を途中下車して
本厚木で食べることにし、
ホームへ向かう。

ホームで電車待ちの間に
日の丸隊長に電話すると暇だと
言うので、予定通り（？）新宿まで
御足労いただくことになった。

本厚木で降りたは良いけど、
昼食作戦でハプニングが発生。

電車を降りるとすぐ傍に
登りエスカレーターがあったので、
何も考えずに上がって行ったら
出口が一つしかなく、
改札を出ると何とそこは
デパートの 4 階の売り場で、
周囲は主に女性物を扱っている売り場。

家族連れやカップルなどが行き交う、
バリバリの街中の雰囲気じゃないか。

なのに我らヘタレ隊は
登山用のデカいザック・・・

これでエスカレーターに乗った時は、
私のデリケートなハートが
心不全を起こしそうに
なったことは言うまでもない。

あまりの予期せぬ状況に
エスカレーターに乗る前に、
私は階段に行こうとしたのだけど、
なんちゃって隊員は
平気のようで笑っていた。

流石女性は神経が図太い。
私が細過ぎるのか・・・

昼食作戦が終了すると、
日の丸隊長殿との正月作戦
報告会議の為に新宿へ向かう。

小田急線の急行は、以前は
経堂は停車してなかったけど、
最近は停まるようになったらしい。

そして 17 時過ぎにヘタレ隊は
全員揃って、会議室 『 居酒屋 』
へ向かうのだった。

隊長の報告では、
陣場方面部隊の中にも予想外に
軽アイゼンを持参した者がいて
隊長殿もちょっと御満悦の様子。

話題は早くも夏山作戦へと突入。

なんちゃって隊員がまたしても
ヘタレ隊だということを忘れて、
ハードな作戦を提案してくる。

【 私 】
隊長殿は、穂高と槍、
どちらが宜しいでしょうか？

【なんちゃって 】
行ったことないから、
どっちでも宜しい。

【 隊長 】
穂高涸沢エリアが良い〜

【 私 】
では、穂高涸沢にしましょうか？

【なんちゃって 】
涸沢にテント張って北穂から
涸沢岳周って降りて来るのは？

【 私 】
ええ−っ！！
あそこ周るのはきついよぉ〜〜

【なんちゃって 】
大丈夫だよ〜、全然行けるって−
涸沢にテント置いて行くんだし〜

【 私 】
あそこ周るの大変だってぇ〜！

なんちゃって隊員のスパルタ方針に、
泣きそうな目で隊長に助けを求める私・・・

しかし隊長殿は、経験してない者が
とやかく言うのはいかん という
日頃の信念のせいか
全く助けてくれない。

私は体だけでなく、ハートにも
脂肪が付いてない為、過弱いのに。

【 私 】
北穂からザイテン降りると
前穂に行けないねえ。

【なんちゃって 】
じゃあ、奥穂と前穂行って
涸沢に戻れば〜？？

【 私 】
吊り尾根、往復するのぉ〜？
きついよぉ〜〜

どこまでも過弱い私。

【なんちゃって 】
じゃあとりあえず涸沢にして、
おでんとソフトクリーム食べよう。

【 私 】
それは結構な案でございます。

ヘタレ夏山隊!!

日の丸隊長は、有名な涸沢小屋の
ソフトクリームと
涸沢ヒュッテのおでんを、
果たして食べることが
出来るのであろうかぁぁぁ！！

というわけで、
5 時間にも及んだ楽しい
居酒屋報告会議は閉幕した。

帰りの新宿駅では、
どっかの馬鹿野郎が
埼京線線路に侵入したらしく、
埼京線や中央総武線、山手線等が
全線ストップしていた。

早く帰りたいのに、
余計なことすんな−!!

というわけで、
ヘタレ正月作戦も無事終了。

これからも順調に
山岳攻略作戦が成功することを祈る。