2001/07

南アルプス

甲斐駒ヶ岳

ダンディー先生から、
南アルプスの仙丈ヶ岳へ行くけど、
行きませんかというお誘いを頂いた。

7 月の週末なので、
もしかすると人が多いかもしれないけど、
正式には梅雨明け前だし歩くのは
一日だけだから、行ってみることに。

仙丈ヶ岳と甲斐駒ヶ岳は
セットになるパターンが多い。

仙丈ヶ岳は晴天時に登頂しているけど、
甲斐駒ヶ岳はまだ晴天時には
山頂に立っておらず、しかもバテバテで
悲惨な経験しかしていないことから、
今回は一緒に行くけど、
山は別々に単独登山することになった。

2001 - 07 - 14
( 土 )
千葉
立川
中央道
広河原
北沢峠
テント泊
2001 - 07 - 15
( 日 )
テント場
仙水峠
甲斐駒ヶ岳
双児山
北沢峠
広河原


2001 - 07 - 14 ( 土 )    晴れ 後ち 曇り

アルプス系へ出かける際は前夜発が多いけど、
今回はお昼頃に移動して、北沢峠へ着いたら
ちょっと歩いてテントを張るだけだから、
時間的にも余裕があって、楽チンな移動。

広河原でバスに乗り換えて、
切り立った野呂川沿いの道を 25 分程走ると、
すぐ横に崖のような山と谷のような川があり、
それらを見ていると、凄い場所だなと思う。


北沢峠でバスを降りて
10 分程マッタリ歩くと、
北沢長衛小屋の所にテント場がある。

テントを設営し、受け付けを済ませると、
マッタリと小宴会モード〜〜

今日はあまり人は多くないみたいだ。

少し時間が早めだったから
空いているのかなと思っていたけど、
夕方になると、
やっぱり少しテントの数も増えてきた。

さ〜て、明日は晴れるかなぁ・・・


2001 - 07 - 15 ( 日 )    晴れ 一時 曇り

朝から外に出てみると、
どうやら今日は良いお天気のようだ〜♪

ダンディー先生は仙丈ヶ岳へ行かれる
予定なので、用意した後、
私は甲斐駒ヶ岳へ向けて反対の方へ出発する。

前回甲斐駒ヶ岳へチャンレンジした時は、
酷いシャリバテ状態で登った為に、
とんでもないことになってしまったけど、
今回は普通に食べているし、
特に体調も問題無いので、
たぶんまともに登頂出来るだろう・・・

樹林帯の中を歩いて行くと、
途中に仙水小屋がある。
ここはクラシックが流れていて、
食事が美味いという話だけど、
予約が必要なのだそうだ。

樹林帯を抜けて、ガラガラのガレ場を
しばらく歩くと、そのうち駒津峰と
栗沢山の鞍部である仙水峠に到着。


東の方を見ると、凄い雲海が
広がっていたので、荷物を降ろして
しばらく休憩することに。

山頂に比べると、
まだ標高の高さが足りない為、
ギリギリで雲の上に出たって感じね。

ここから駒津峰までは、とても勾配が
きついけど、そう長いわけではない。

岩場が続くところもあるのでちょっと
大変だけど、元気なら問題無し。

テンポ良く登って行くと、
次の休憩ポイントの駒津峰の広場に出る。

今日は日曜日だけど、
少し時間が早いせいか人は少なめね〜


南の方を見ると、
白峰三山や南部の山並みが
とても綺麗に見える。

快晴じゃないかぁ〜〜〜 \( ^o^ )/
やっぱり、山歩きはお天気だよねぇ〜♪


南西側には、仙丈ヶ岳も綺麗に見えていた。

ダンディー先生も登っている筈だけど、
今頃どの辺を登っているんだろうか・・・

駒津峰のすぐ先で、
登るルートが二つに分かれると、
前回同様岩場の直登ルートを進むことに。

前回はこの岩場ルートから
とてもしんどくなってしまった為、
とてもきつい印象が残っていたから、
結構長いかなぁと思いながら歩いていると、
意外にサクサク登って来てしまい、
ビックリする程早く山頂が近付いてきた。

前回このルートを登っている時は、
あまりにシャリバテが酷くて脚が上がらず、
物凄くゆっくり歩いたせいで、
岩場の袂に一輪だけ咲いている
黄色い花を見かけたんだけど
実は今回は、その花に再開したくて
見つけようと思っていたのに、
あっという間に山頂のすぐ下まで
来てしまって、ちょっとガッカリ・・・

元気ならこんなに早く登れてしまうコース
なのかと思うと、前回の時間の掛かり様が
本当に酷かったことを改めて実感させられる。

黄色い花に再開出来なかったのは
残念だけど、ゆっくり登っていたが故に
出逢えたのかなと思うと、苦労したり
辛かったりしたからこそ手に入るものも
あるのだということを学ぶことが出来て、
それはそれで良かったかなとも思う。


岩場登りを 10 分もしないうちに
無事に山頂に到着〜〜 \(^o^)/

駒津峰ではまだガスは無かったけど、
山頂に着く頃には、周囲はすっかり雲海状態。

早川尾根・鳳凰三山の先に見えるのは富士山。


甲斐駒ヶ岳 山頂  2967 m

裏側の祠の方は空いていたので、
ちょっと休憩。

周囲は雲海だけど、上空は快晴なので、
青空を背景にして記念撮影〜♪♪
やっぱり青空は素敵だねぇ・・・

サントリー南アルプスの天然水を持って、
甲斐駒ヶ岳の標識と一緒に記念写真を
撮った後、山頂を後にする。

ここから摩利支天側へ降ると、
ずっと花崗岩の白い砂路が続く。

今日は晴天だけど、摩利支天には寄り道せずに
そのまま下山して行く。

駒津峰からは、登って来た急登斜面側ではなく、
双児山を経由して北沢峠へ降りる方へ進み、
前回の時と全く同じルートを歩く。

双児山付近を過ぎると、
樹林帯コースのようになってしまうので、
あまり撮影を気にすることもなく、
スタスタと歩くようになる。

前回は足取りが重過ぎて、高齢者にも
どんどん抜かれていたことを思い出す。

北沢峠に戻って来ると、
別に無理することもなく楽に歩いて
今日は 5 時間半程だった( と思う )から、
同じこのコースを前回歩いた時は、
しんどい思いをして
11 時間程掛かっていたことが、
いかに異常な状況だったかが分かる。

私がテント場に戻って
来たのはお昼頃だったけど、
昼寝が終わってテントから出て来た
ダンディー先生に訊いたら、
仙丈ヶ岳を往復して、10 時半頃には
もうテント場に戻って来たとのこと。
( すげ− 笑 )

兎に角 2 年前に大苦戦した甲斐駒ヶ岳に、
快晴の下で登頂出来て良かった〜♪