2000／08

北アルプス

大天井岳・槍ヶ岳

白馬岳に引き続き、今月二回目の北アルプス。
表銀座コースも人気の高いコースだけど、
良い山歩きが出来るかな・・・

計画通りに合戦尾根からスタートするのは
Hayano さんと Shoko さんと私。
Iwai さんは初日が参加出来ない為、
二日目に上高地から入って槍ヶ岳で合流予定。

2000 - 08 - 25 （ 金 ）	千葉 新宿 松本 穂高
2000 - 08 - 26 （ 土 ）	穂高 中房温泉 合戦尾根 燕山荘 大天荘泊
2000 - 08 - 27 （ 日 ）	大天荘 大天井岳 喜作新道 東鎌尾根 槍岳山荘泊
2000 - 08 - 28 （ 月 ）	槍岳山荘 槍ヶ岳 槍平小屋 新穂高温泉泊
2000 - 08 - 29 （ 火 ）	新穂高温泉 松本 新宿 千葉

2000 - 08 - 25　（ 金 ）　　　　天気は忘れた

いつものように夜行電車で新宿から松本へ。
お天気はどうやら良さそうだ〜〜♪

2000 - 08 - 26　（ 土 ）　　　　　　晴れ

中房温泉の登山口に着くと、
やはり 8 月、登山客が沢山いる。

第一ベンチを過ぎてしばらくすると、
だんだん傾斜が増してくる。

上空はだんだん空が青くなってきて、
今日は良いお天気になりそうだ〜 ( ^O^ )／

合戦小屋に到着すると、
名物の西瓜が売られている。

ここでは買って食べる人が
結構いるらしいね〜

ここから上は傾斜が緩くなるので楽よ〜

樹林帯を抜けると、青空が上空一杯に
見えるようになって、青空が美しい♪

左側には表銀座の稜線の向こうに、
槍ヶ岳の姿が見えた。

鳥兜はたくさん種類があって、
似てるから見分けが難しいらしいけど、
だぶん、深山鳥兜かなと思う・・・

本当に兜のような形をしている。

こちらの花は、白山風露

稜線上に燕山荘が見えてきて、
燕山荘のすぐ下付近は高山植物が豊富。

燕山荘に着くとランチ休憩。

燕山荘の前にある標識はデカイねぇ。
後方は花崗岩が美しい燕岳。

燕山荘から南へ続く、表銀座縦走路。

向こうに槍ヶ岳が見えるけど、
もうお昼頃なのでガスが湧いている。

ずっと登りではなくなるから楽かな・・・

燕山荘のすぐ先では
もう当薬竜胆が咲いていた。

8 月下旬ともなると、
この辺では既に秋の花が咲いている。

稜線上を進むと、途中に大きな岩場があり、
蛙岩 と書いて ゲエロイワ と読む。

大天井岳への最後の登りの部分だけは
ちょっと傾斜があるなぁと思っていたけど、
疲れていたのか、最後の登り部分で
急に脚が上がらなくなってしまって、
とてもしんどかった。

お姉さん二人はどんどん先に登って行くけど、
とてもついて行けなかった・・・　( >_< )

宿泊手続きを済ませた後、やはり ビール〜♪
お姉さん二人は 350 ml 缶、
私はもう少し大きめのカップ。　( ^o^ )丿

大天井ヒュッテに泊まる人の方が多いらしく、
こちらはそんなに混んでなく、
割り当てスペースが十分な広さで良かった。

夜中に外に出てみると、
月も見えたし、星も沢山出ていた。
オリオン座は特徴的だから、すぐに分かるね〜

2000 - 08 - 27　（ 日 ）　　　　　　晴れ

陽の出前に東の空を眺めたら、
薄く広がる雲がオレンジに焼けて美しい〜〜
＼(◎o◎)／　＼(◎o◎)／

太陽が出た後に南の方を見ると、
槍穂高連峰に陽が当たり始め、
モルゲンロートにようになっていた。
（ 晴天なのでちょっと薄めだったけど ）

大天井岳 山頂　　2922 ｍ

出発する前に、大天井岳に登ってみる。
大天荘からは近いから楽だ。

遠景は後立山連峰。

300 mm の望遠レンズを使うと、
ここからはかなり遠くてよく見えない
鹿島槍ヶ岳や白馬岳が大きく見える。

大天井岳から降り始めると
しばらくはガレ場があって、
大天井ヒュッテの傍を抜けると
今度は急に草木が多くなって
お花畑や樹林の中を歩く。

樹林帯を抜けると展望が拡がり、
上空の青空が眩しいので、
ちょっとした広場で少し休憩タイム。

しばらく進むと西側が見えるようになり、
槍ヶ岳から北鎌尾根も見えた。

喜作新道はアップダウンも少ないし、
天気が良い日は、谷を挟んで槍ヶ岳を
眺めながらの快適な稜線歩き。

この区間の歩きは、天候が良ければ、
本当に快適で素晴らしい〜〜♪♪♪

Shoko さんはアルプス縦走が初めて
だったせいか、ちょっとお疲れ気味。

Hayano さんは慣れているようで、
どんどん先に歩いていたね〜

南斜面を歩いているとお花畑が広がり、
高山植物が沢山咲いている。

そのうち、赤い屋根のヒュッテ西岳に
到着したので、ここでランチタイム〜
しかし槍ヶ岳の方は雲が増えて、
大槍付近はガスで隠れ気味になっている。
午後になると、もう曇りになるかなぁ・・・

ヒュッテ西岳を後にして東鎌尾根に入ると、
喜作新道ほど快適な道ではなくなり、
水俣乗越付近では、
長い鎖場や梯子場が出てきた。

場所によっては 20 ｍ ぐらいの
垂直に近い、長〜い梯子もあったねぇ。

南側には大曲や槍沢ルートが見えてくる。

水俣乗越を過ぎてしばらくすると、
小雨がポツポツしてきたので、
レインスーツを着用。

でもそんなにまともな雨では
なかったので、良かった。

ポツポツした小雨も
しばらくしたら止んだので、
ヒュッテ大槍に着く前に 3 人とも
レインスーツのジャケットを脱いで歩く。

ヒュッテ大槍で少し休憩することに。

ヒュッテ大槍を出発すると、
前方下の方に殺生ヒュッテが見えてきて、
槍ヶ岳はもう近いことが分かる。

ヒュッテ大槍を下に見ながらガレガレの
東鎌尾根を進むと、下から登って来る
槍沢ルートがだんだん近くなってくる。

槍岳山荘で Iwai さんと合流予定なので、
下から登って来ているか眺めてみるけど、
流石に人の姿はまだ小さくてよく分からん。

たまに大きな声で呼んでみるけど、
声は聞こえてないようで、特に反応無い。

そのうち大槍がどんどん近付いてきて、
とうとう槍ヶ岳の肩にある槍岳山荘に到着〜

槍岳山荘で Iwai さんと合流出来たので、
当然の如く、皆さんでビール♪

槍の穂先にはガスがだいぶ出ていて、
今日はもう良い展望は難しそう。

夕暮れ時は多少ガスが少なくなっていたけど、
明日はお天気どうだろうねぇ・・・

2000 - 08 - 28　（ 月 ）　　　　曇り 後ち 晴れ

夜明け前にちょっと外に出てみると、
どうやらお天気は良さそうな感じだ。

この分だと穂先からは
良い眺めが見えるかも〜〜

　槍ヶ岳 山頂　3180 ｍ

ところが穂先に登ってみると、
上空は何とか青空だけど、
周囲はガスに巻かれて景色が見えん・・・

槍岳山荘を後にして、飛騨沢側へ降って行く。
ジグザグのなかなかの急勾配だ。

降って行くと、斜面が草原になってくる。
この花は、四葉塩釜・・・　かな？

　　すぐ分かる車百合

この付近は高山植物が沢山咲いていて
鳥兜や車百合も結構見られた。
白山風露も咲いているねぇ〜

かなり降って来て勾配が緩くなってくると
飛騨沢の近くを歩くようになる。
雲は多いものの、まあまあ晴れの天気。

しばらく歩くと槍平小屋に出た。

綺麗な小屋みたいだったけど、
平日だし下の方にあるせいか人はいなかった。

少し休んでから、槍平小屋を後にする。

飛騨沢に沿ってダラダラと勾配の少ない
道を歩くと、途中から道が林道に変わる。

穂高岳山荘への分岐を過ぎた後、
3 人よりも少し早く歩いていたら、
先に穂高平小屋に着いたので、カキ氷を注文。

食べていたら 3 人も遅れて到着、
ここでしばらく休憩することに。

再び林道を歩き、車止めのゲートを通過して
更に歩くと、ようやく新穂高温泉の
バスターミナルに到着して下山完了〜〜〜
＼(^o^)／　＼(^o^)／

今日は新穂高温泉エリアの宝山荘に宿泊。
半露天風呂もあり、食事も美味くて、
結構良い宿だったよ〜

2000 - 08 - 29　（ 火 ）　　　　曇り 後ち 晴れ

　　背景は抜戸岳方面

今日は朝からスッキリした晴天。

新穂高温泉 BT の横に、
温泉が湧き出ていたので、記念撮影。

帰りは、平湯温泉で乗り換えて
松本へ向かい、その後 JR で帰京。

稜線上では殆ど晴天に恵まれて、
良い山歩きが出来て良かった。

喜作新道があんなに快適なコースだと
いうのには、ちょっとビックリだったね〜

やっぱり日本アルプスを歩くなら、
3 日程度歩かないと満喫出来ない気がする。

また下山してからそのまま温泉地に
宿泊するのも、とても快適〜〜〜♪

どうせ高い山を歩くなら、
休みとお金をあまりケチらずに、
多少余裕度を高めて利用して
充実感を高めた方が、後々振り返った時に
価値の高い想い出に残ると思う。