1999/07

南アルプス

仙丈ヶ岳・甲斐駒ヶ岳

この記録ページは、作成当時写真を
載せていただけで、日程情報以外の
説明文は全く記載していなかった為、
2023 年の山行記録再編の際に、
記憶にある内容を追記。

追記記録の作成は、2024 年 01 月。

1999 - 07 - 22
( 木 )
千葉
相模原
中央道
南アルプス林道
広河原
1999 - 07 - 23
( 金 )
広河原
北沢峠
薮沢
馬ノ背ヒュッテ泊
1999 - 07 - 24
( 土 )
馬ノ背ヒュッテ
仙丈ヶ岳
小仙丈ヶ岳
北沢峠
テント泊
1999 - 07 - 25
( 日 )
テント場
仙水峠
甲斐駒ヶ岳
摩利支天
双児山
テント泊
1999 - 07 - 26
( 月 )
北沢峠
広河原
南アルプス林道
中央道
千葉


1999 - 07 - 22 ( 木 )    天気は忘れた

理由は忘れたけど、南アルプスの代表的な
人気のある仙丈ヶ岳と甲斐駒ヶ岳へ、
Yuka ちゃんと行くことになったので、
前夜に相模原で Yuka ちゃんを拾って広河原へ。

当時は広河原まで不通にマイカーで行けたけど、
今はもうマイカーで広河原へは入れないみたい。
北アルプスの上高地と同じ感じかな。


1999 - 07 - 23 ( 金 )       晴れ

軽い車中泊だったのか、未明に着いてそのまま
早朝から歩き出したのかはもう覚えていない。

登りの途中、藪沢で休憩した時に、
沢の水が冷た過ぎて、何度やっても
水中に手を浸けていられたのは
2 秒が限界で、3 秒は無理だった〜

雪解け水がこんなに冷たいのかと
衝撃的だった記憶があるよ。

確かこの時がテント泊デビューだったと思う。
初めてテント泊の荷物を 70L のザックに入れて
歩いたら、流石に慣れてなくてかなり疲れた。

疲労のせいで初めて幻影を見た記憶もある。

登りながら宿泊予定地の馬ノ背ヒュッテは
まだかぁ〜〜!と心の中で叫びながら
歩いていた為、斜面の上を見上げた時に
林の向こうにヒュッテが見えた〜♪ と思ったら
ヒュッテなんて欠片も無かった・・・( ~_~; )

疲労が過ぎてくると、幻想を見るというのは
聞いていたけど、改めてこれか〜 と思ったよ。

テント泊の荷物を背負っていたのに、
この日はブタ混みの馬ノ背ヒュッテに宿泊。

理由はよく覚えてないけど、テント場が少し
離れていたからとか?? ( そうかぁ〜? )

素泊まりにしたので、外でテント泊用具で
米を炊いたのに、失敗してろくな飯が
食べられなかったような記憶が・・・(;´Д`)

寝る時も大変で、混雑期の小屋迫は一枚の布団に
3人で寝るというのは、聞いてはいたものの
実際に体験するとなかなかしんどかった〜

頭と足が交互で隣り合わせだし、
一度でもトイレに行こうものなら
入る隙間が無くなりそう・・・ (≧◇≦)
まあ睡眠不足にもなるよねぇ〜


1999 - 07 - 24 ( 土 )    晴れ 時々 雲り


この時期に陽が登る前の写真を撮って
いるんだから、おそらく大混雑だったし、
眠れずに徹夜状態だったんだろうと思う。


天気は良かったので、
仙丈ヶ岳のモルゲンロートが見れた〜♪


手前の山並みは甲斐駒ヶ岳。
方向からすると、その奥に見えるのは
たぶん八ヶ岳みたいねぇ〜


こちらは南アルプス南部の山並みだと思う。
左から陽が当たっているので
南を向いている筈だから、たぶんそう。


仙丈ヶ岳 山頂  3033 m

やや薄雲は拡がりかけているけど、
まあ青空の晴天ベースで良かった。

テント泊の荷物を担ぐと、
荷物が頭の上までくるから重いよねぇ〜
とても今やろうとは思わんよ。

甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳は
セットで登る人が多かった為、
標高の覚え方が楽だった記憶がある。

レベルとしては二つとも 3000 m 級の
山なので、両者を足して 6000 m。

仙丈ヶ岳をオール 3( 3333 ) として、
日本に 3300 m 台の山は無いので、
そこの桁だけ無くして 3033 m 。

両者合わせて 6000 m だから、
仙丈ヶ岳がプラス 33 m なら、
甲斐駒ヶ岳はマイナス 33 m 。
よって、甲斐駒ヶ岳は 2967 m 。

我ながら、良い覚え方〜♪ って思った。笑


南東方向には北岳、その向こうに富士山。
国内第一位と第二位の山ね〜

ちょっと雲が増えてきた感じ。

下山後、Yuka ちゃんはバスで帰宅。
自分は翌日甲斐駒ヶ岳へ登るので、
そのまま北沢峠で今度はテント泊。


1999 - 07 - 25 ( 日 )    晴れ 一時 雲り

この日は朝から甲斐駒ヶ岳へ登ったんだけど、
なかなかえらい目に遭ってしまった〜

寝不足が続いて食事もまともに摂ってなく、
そのせいで体調が良くなかったのに、
登りの最初の方で急斜面をなんと駆け上がって
しまうという無謀なことをやってしまった。

前の方をノロノロした団体が登っていて
ちょっとイラついてしまい、
追い越してしまったんだけど、それが失敗。
次の休憩場所でダウンしてしまった。

そのせいで、その先の花崗岩のルートに
入った後は、脚が上がらず息が切れて
死にそうな歩きをする羽目に・・・

その途中で強烈に印象に残っているのが、
登山道に花は咲いてなかったんだけど、
大きな岩の足元に一輪だけ黄色の花が
咲いていて、凄い強風に晒されながらも
必死に耐えて咲いている姿を見た時に
何だか物凄い衝撃を受けてしまって
立ち尽くしてしまったのを今でも覚えている。

近くに水場も無いし、花崗岩の砂ばかりなのに
どうやってこの花は生きているんだろうって
不思議だったなぁと。

花の写真を撮って、ヨタヨタと歩き出す。
その後あまり時間は掛からずに
甲斐駒ヶ岳の山頂( 2967 m )に着いた。

山頂はガスに巻かれていたので
周囲の景色は見えなかったと思う。

花や山頂の写真はあったんだけど、
たぶんプリント写真しか残ってないみたい。
膨大な写真の中から探すのは物理的に
厳しいので、デジタル画像は無し。 悲


1999 - 07 - 26 ( 月 )      晴れ

この日は再び晴天になったけど、
テントを撤収して帰るだけ。

ちょうど 2 年後に再びここへ来て、
衝撃を受けた黄色の花に会いたいと思って
同じコースを歩いたんだけど会えなかった。