1998/10

北アルプス

涸沢・常念山脈

この夏に初めて 3 日間の山歩きと
北アルプスデビューをしたことから、
次は 4 日間そして秋の山歩き、
そして何より単独で出かけることを企画。

検討しているのに、天気予報は
ずっと、雨・雨・雨 ・・・

当初は、土日の休みに水木金をつけて
4 日間 + 予備日で予定したものの、
雨の為延期し、その 3 日間の休暇を
翌週の月火水にずらした。

しかしここでも天気予報は 雨・雨・雨 。

仕方なく休暇を 2 日間ずらして更に
水木金としたけど、やはり平日には雨マーク。

週末頃にようやく念願の晴れマークが〜〜
・・・ 週末からかよ−! <`〜´>

既に 2 回も休暇をずらしているので、
さすがにもうこれが最後と諦めて、
1 日だけずらし、木金土日月
にて出かけることを確定。

ここまでやって雨ならば、
もう仕方が無いと思うことするかぁ・・・

ということで、どうしても行きたいという
I さんも同行となって、2 人で出かけた。

1998 - 09 - 30
( 水 )
千葉
新宿
中央線
松本
1998 - 10 - 01
( 木 )
松本
上高地
横尾
涸沢
1998 - 10 - 02
( 金 )
涸沢
横尾
蝶ヶ岳
蝶ヶ岳ヒュッテ泊
1998 - 10 - 03
( 土 )
蝶ヶ岳ヒュッテ
常念岳
常念小屋泊
1998 - 10 - 04
( 日 )
常念小屋
大天井岳
燕岳
燕山荘泊
1998 - 10 - 05
( 月 )
燕山荘
合戦尾根
中房温泉
松本
千葉


1998 - 09 - 30 ( 水 )    天気は忘れた

夜、新宿から急行アルプス号で松本へ。

松本からは、
確か松本電鉄とアルピコバスを
乗り継いで向かったと思う。


1998 - 10 - 01 ( 木 )   曇り 一時 小雨

常念山脈を縦走することが
主な目的だったので、
歩きは 4 日間で良いのだけど、
金曜頃までは雨マークが残っていたから、
稜線上を少しでも晴れにしようと、
木曜は時間潰しとして
涸沢という所に立ち寄ることに。

上高地からガスに包まれて、
景色がよく見えない歩きが続く。

小雨が降ったり止んだりで写真も
撮れないけど、まあ仕方ないねぇ。

徳沢園でちょっと休んでいると、
近くの女性に声を掛けられ話をしたら、
その方達も今日は涸沢までだそうで、
しばらく一緒に歩く。

アルプスクラスに慣れていないことと
睡眠不足が重なったせいだと思うけど、
あまりの眠さと疲れから、雨の中で
座り込んでしまい、S ガレ付近の石畳で、
しばらく動けなかった記憶がある。

このまま寝たら死ぬんじゃないかと、
不安になったのを覚えている。

この日は涸沢ヒュッテに宿泊。


1998 - 10 - 02 ( 金 ) 小雨 後ち 曇り 後ち 快晴


徳沢で一緒だったお姉さん達は
テント泊だったけど、昨夜の激しい
雨は大丈夫だったんだろうか?

記念写真を送って欲しいとのことで、
送り先を受け取って、涸沢を後にする。

涸沢からかなり降って来ると、
上空に時折り青空が垣間見える。

朝降っていた小雨はもう上がって、
合羽は必要なさそう〜

横尾からいよいよ常念山脈へ
樹林帯の中を登って行く。

結構勾配があるような気がするけど、
危険個所は無い。 途中で休憩して昼飯。

樹林帯の中で気付かなかったけど、
知らないうちに天候が急速に回復していた。

樹林帯を抜けると、
とても良い天気になっていたので、
感動して稜線まで駆け上がってしまう。

稜線で西側を振り返ると、
ゲゲゲ− ビックリ〜!!
素晴らしい青空の眺めが広がっていた。


 蝶ケ岳 山頂  2677 m

蝶ケ岳ヒュッテへ行く前に、しばし休憩。

素晴らしい〜〜! 快晴じゃないかぁ〜♪
槍穂高連峰や常念山脈の山並みが美しい。
\( ^o^ )/ \( ^o^ )/

この日は蝶ヶ岳ヒュッテに宿泊。
ここのご主人は女性なんだねぇ。

金曜日だった為混んでなく、
宿泊客は 30 人ぐらいだったと思う。

食後に天気予報を見ていたら、
明日は全国的に秋晴れに恵まれるそうで、
日本地図がほぼ快晴マークに覆われていて、
歓声が上がっていた。 \(^o^)/


1998 - 10 - 03 ( 土 )      快晴


夜明け前に外に出てみたら
穂高付近の町の明かりが綺麗だった。

そして風が強めだけど、
東の空が綺麗に白み始めている。

槍ヶ岳のモルゲンロートも綺麗ね〜♪


  快晴の槍穂高連峰

ヒュッテを後にして常念岳へ向かう。

蝶ヶ岳から槍穂高連峰を眺めると、
雲一つ無い快晴の美しい景色が〜〜!!


蝶ヶ岳と常念岳との間の稜線は
思ったよりもアップダウンが激しい。

地図ではよく分からなかったけど、
累積すると、登り降りの
ボリュームは結構な量だ。


 常念岳 山頂  2857 m

少しルートを間違え、厳しい岩場に。

三脚担いだままの岩場登りは
ちょっと大変だったけど、
ようやく常念岳山頂に到着〜

常念岳からはまたしても急な降り。

ゴロゴロしたコースを降っていくと、
下の方に今日泊る常念小屋が見えた。

さすが土曜日、結構混んでいるようで、
8 人部屋だったけど
なかなか余裕の無い空間だった。


1998 - 10 - 04 ( 日 )      晴れ


常念小屋から少し登ると
槍ヶ岳方面が見えるけど、
晴天だけどちょっと雲が多め。

更に登って稜線に出ると、
西側の展望が広がる。


大天井岳 山頂  2922 m

穏やかな稜線を歩いて行くと
大天荘があり、その前を通過すると
大天井岳に到着。  ちょっと休憩〜

ここからは槍ヶ岳の稜線が近くに見える。


大天井岳から燕岳へと向かうと、
這松と花崗岩の独特な景観が広がってくる。

途中で一度違う道に迷い込んだけど、
少し行った所でおかしいと気付いて
ちゃんと分かる道まで戻ったところ、
どこで間違えたかが解明できた。


燕山荘前の広場にある看板はデカい!

午後はガスに巻かれていて、
もしかして雨が降るかなと思ったけど、
夕方には天気が回復して青空が〜♪


燕山荘に荷物を置いて燕岳へ
向かっていたら、谷間付近で偶然
ブロッケン現象を発見〜!!

初めて見たので思わず叫んでしまい、
前を歩いてオバちゃんが、
何々〜! って寄って来た。

ブロッケン現象を教えてあげたら、
マメにメモされていた。


  燕岳  2763 m

燕岳は花崗岩で、独特な雰囲気が漂う。

燕山荘から 30 分弱だし展望も良いし、
手頃で楽しい歩きが出来る。

この日は燕山荘に宿泊、
随分綺麗な小屋だね〜

食堂も綺麗だったし、
食事が結構豪華だったので良かった。

窓側の売店でビールが飲めるけど、
やっぱりジョッキは美味いね〜〜♪
( ^o^ ) ( ^o^ ) ( ^o^ )

混んでるのかなと思ったけど、
区分けされた空間を割り当てて貰えたので、
問題無く寝ることが出来て良かった。


1998 - 10 - 05 ( 月 )      晴れ

早朝、東側には遠くまでオレンジ色に
染まる雲海が広がっている。

今日も良いお天気になりそうねぇ〜

今日は合戦尾根を降るだけ。
流石に風呂に入りたい・・・

下山後、中房温泉で入浴したら、
結構お湯が熱かったぞぉ〜〜!
誰もいなくて空いてたのは良かった。

松本からは、
確かスーパーあずさで帰ったと思う。

初めての 5 日間の山歩きは、
天候に恵まれて良かったねぇ。

夏と違って、秋晴れは景色が
凄く綺麗に見えるから
写真撮るには良い季節ね〜

計画時は雨続きだったけど、
晴れになるまでしつこく延期し、
更に初日に寄り道して時間を稼いだのが、
本当に功を奏した結果になった。

休暇を比較的自由に調整できる
職場だったのが幸いだったけど、
アウトドアは天気が重要なので、
自分をそういうことが可能な
状態にしておくかどうかは、
重要だと思う。